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面白いメタ構造作品/井上悠介

こんにちは。
きっとろんどんの井上悠介です。
二回連続でゲームの記事を書いたことでもう後には引けなくなりました。

六月は先週紹介したトラキア776やFF8をクリアしまして、新たにムジュラの仮面やら初代ペルソナやら初代龍が如くなどを始めました。
人気シリーズの原点のゲームはやはり華がありますね!
ずっと家にいてもワクワクしっぱなしです。

実は六月上旬に山科への理解を深めようと思いプレイステーションの『ザ・ドラッグストア』というゲームを購入したのですが、なんとなくやる気が起きずまだ起動すらしていません。このゲームをやり込んだ後は、山科を札幌まで呼び戻してドラッグストアについて朝まで語り明かそうと思います。

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さて!
本題なのですが、先日『ドキドキ文芸部!』というフリーゲームをプレイしました。タイトルの大半が濁音なので読み上げると口内の振動が心地良いです。元は海外のゲームでして、僕は英語が読めないので和訳版でプレイしたのですが、詩の文化が日本ではあまり馴染み無いのでちょっと小っ恥ずかしかったです。

このゲームはメタ構造になっています。最初はギャルゲーのように進んでいくのですが、ラスボス(と勝手に呼んでいる)の女の子が主人公と恋仲になるためゲームデータを改竄して他の女の子をバグらせていくのです。とある別の女の子に自分の書いた詩を見せた瞬間に目玉が飛び散って、そんなに俺の詩は酷かったのかと思わず笑ってしまいました。

僕はこのゲームをメタ構造だと知らないでプレイしていたので勿論驚きましたし、超面白かったです。

たまにぶち当たるメタ構造の名作。ゲーム以外のジャンルでも様々なメタ構造の名作があります。紹介するとネタバレになってしまうのでしません(『ドキドキ文芸部!』は許してください)。
あまりに名作有名作ばかりを観たり読んだりプレイしたりしてきた今日までの人生なので、メタ構造の作品って全部超面白いんじゃねえかと思ったのですが、よくよく考えてみるとそんなことはないなと思いました。きっとおそらくメタ構造を用いた駄作は見えないところに無数に転がっているのだと思います。

演劇でメタ構造の話を作るのは結構難易度が高そうです。目の前で役者が別の人を演じているという事実を観ている人に忘れさせなければいけません。むしろ忘れてないから演劇は一時的なメタ的ギャグがあっさり拒否反応少な目で受け入れられやすいのかもしれませんが。

いつか自分も壮大なメタ構造で超面白い演劇を作れたらなーと思いますが、この文章を読んでくださった方は井上の劇をメタ構造かもと思いながら観てしまうので更に難易度が上がってしまった、というそんな話でした。

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最後に告知です。
6月28日19時~20時AIR-G’FM北海道にて『劇団サッポロニューノーマル』という特別番組が放送されます。
出演は戸田耕陽君に屋木志都子さん、塚本奈緒美さん。そして井上。
ゲストでコンカリーニョの藤谷真由美さんも出られます。

今後の札幌演劇を考えるという内容の番組でして、番組内で流れるシミュレーションラジオドラマの脚本を書かせていただきました。
トークの部分にも参加させていただいております。
ラジオドラマって超楽しいですね! 
聴いていただいた方も楽しんでいただければ嬉しいです。
是非是非よろしくお願いいたします。

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