香港国際競走でダノンスマッシュとノームコアが優勝

12月13日に香港のシャティン競馬場にて、香港国際競走4レースが行われました。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり、今年の日本調教馬の出走は計6頭と近年と比べて少なくなりました。

今年は日本調教馬が出走しなかった芝2400mの香港ヴァーズは、ライアン・ムーア騎乗のモーグル(Mogul)が圧勝。


芝1200mの香港スプリントは、ダノンスマッシュが中団に付け、その後ろにタワーオブロンドンが続きました。最後の直線での追い比べから先行していた馬が脱落する中、ダノンスマッシュ(Danon Smash)が先頭で抜け出し、1/2馬身差を付け、父のロードカナロアとの父仔制覇を果たして香港で念願のG1初制覇。
日本でなかなかG1を勝ち切れなかったのが一体何だったのかとも思いますが、ライアン・ムーアはヴァーズに続く連勝です。
ジョリーバナーが2着、ラタンが3着で、3連単は2846700円の大波乱。
タワーオブロンドンは13着でした。


芝1600mの香港マイルは、アドマイヤマーズが2番手、ゴールデンシックスティは後方3番手から大外に持ち出されます。
最後の直線の競り合いからゴールデンシックスティ(Golden Sixty)が先頭に立つと、後続を一気に突き放して2馬身差を付け、11連勝達成。
鞍上はヴィンセント・ホー。
カリス・ティータン騎乗のサザンレジェンドが2着。
連覇を目指したアドマイヤマーズは更に2馬身1/4差の3着。
鞍上はクリストフ・スミヨンからライアン・ムーアに乗り替わっていました。


芝2000mの香港カップは、8頭立てながらウインブライト、ノームコア、ダノンプレミアムが出走しました。
タイムワープが逃げ、ダノンプレミアムが2番手、ウインブライトが4番手、ノームコアが6番手からの追走に。
最後の直線で一旦はダノンプレミアムが先頭に立ちましたが、大外からザカリー・パートン騎乗のノームコア(Normcore)が交わし、3/4馬身差を付けて、昨年のヴィクトリアマイル以来2度目のG1制覇を果たしました。
こうなると、妹のクロノジェネシスが今年のG1有馬記念のファン投票で1位を獲得して出走予定ですので、益々重責が掛かりますね。
昨年の優勝馬で今回が引退レースのウインブライトが2着で、芦毛の日本調教馬のワンツー。
ウインブライトは、コロナ禍でもわざわざ騎乗してきた松岡正海騎手の一番のベストホースでした。
ライアン・ムーア騎乗のマジカルが3着。
ウィリアム・ビュイック騎乗のダノンプレミアムは4着。


この日は、日本国内でもG1阪神ジュベナイルフィリーズで、ソダシが白毛馬で初のG1制覇を達成しており、今年2020年の日本競馬はあり得ない程にドラマが起き続けています。

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