わたしが選ぶ2020年中央競馬ベストレース

新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われながら、2020年の中央競馬は全日程が無事に終了しました。
今年2020年もわたしの独断で選択したグレード別のベストレースを紹介します。

【G1ベストレース】
1位:ジャパンカップ/アーモンドアイ クリストフ・ルメール騎手
2位:天皇賞(秋)/アーモンドアイ クリストフ・ルメール騎手
3位:阪神ジュベナイルフィリーズ/ソダシ 吉田隼人騎手
4位:秋華賞/デアリングタクト 松山弘平騎手
5位:有馬記念/クロノジェネシス 北村友一騎手

G1のベスト5はいずれも牝馬が優勝したレースを挙げました。
2020年の牡馬牝馬混合の芝G1は10レース中9レースで牝馬が優勝しました。
特にアーモンドアイは、天皇賞(秋)で芝G1・8勝目を挙げると、ジャパンカップではコントレイルとデアリングタクトの2頭の3冠馬を相手に完勝。
ジャパンカップは今後も競馬史に残る名勝負とも言われています。
敗れたコントレイルやデアリングタクトも、4歳になる来年で主役を担わなければならない訳であり、その分でジャパンカップを1位に挙げました。
記録面だけでなく、ソダシが白毛馬として初めてG1を制覇した阪神ジュベナイルフィリーズも、着差はハナ差でしたがインパクトは充分なものでした。
ソダシは来年の牝馬クラシックで主役に浮上し、それゆえの重責もまた大きくなっていきます。
ソダシへの期待を込めての3位としました。
デアリングタクトの牝馬3冠の内、レースぶりで人馬一体となって噛み合っていた印象から秋華賞を4位に選びました。
ファン投票1位のクロノジェネシスが1番人気に応え、牝馬の強さを誇示した2020年を締め括った有馬記念は5位に挙げました。

【G2ベストレース】
1位:神戸新聞杯/コントレイル 福永祐一騎手
2位:デイリー杯2歳ステークス/レッドベルオーブ 福永祐一騎手
3位:弥生賞ディープインパクト記念/サトノフラッグ 武豊騎手
4位:京都記念/クロノジェネシス 北村友一騎手
5位:阪神カップ/ダノンファンタジー 藤岡佑介騎手

G2のベスト5は勝ち方を重視した選択にしました。
コントレイルが秋の初戦となった神戸新聞杯で、他馬を圧倒する勝利を見せたインパクトが忘れられず、わたしは1位に挙げました。
コロナ禍で無観客開催が続いた中で制限付きの入場再開となり、阪神競馬場で現地観戦してきたデイリー杯2歳ステークスは、レッドベルオーブがホウオウアマゾンに競り勝ったレースを2位にしました。
「ディープインパクト記念」が付与された弥生賞は、そのディープインパクト産駒のサトノフラッグが父を彷彿とさせるフットワークで勝利したのが印象的で3位に。
後に春秋グランプリ制覇を果たすクロノジェネシスが4歳の初戦で堂々勝利した京都記念を4位、ダノンファンタジーが復活勝利を挙げた阪神カップを5位に挙げました。

【G3ベストレース】
1位:アンタレスステークス/ウェスタールンド 藤岡佑介騎手
2位:チャレンジカップ/レイパパレ 川田将雅騎手
3位:小倉記念/アールスター 長岡禎仁騎手
4位:札幌2歳ステークス/ソダシ 吉田隼人騎手
5位:新潟記念/ブラヴァス 福永祐一騎手

G3になると、選択が些か渋めになっていきます。
1位に挙げたのは、ウェスタールンドが後方追走から大外まくりを決めたアンタレスステークスです。
こんなに鮮やかにまくりが決まるものかと驚きました。
秋華賞を除外されたレイパパレが重賞初出走となったチャレンジカップで1番人気に応えて重賞初制覇を果たしたことで、今後の活躍への期待を込めて2位にしました。
アールスターがインを突いて勝利し、長岡騎手に重賞初制覇を齎した小倉記念を3位、ソダシが白毛馬初の芝重賞制覇を果たした札幌2歳ステークスを4位、「大魔神」こと佐々木主浩氏所有馬のブラヴァスが重賞初制覇を果たした新潟記念を5位に挙げました。

来年2021年は、京都競馬場の大改装工事により、特に西の競馬場の開催日割が変更になっており、例年京都競馬場で行われるG1が全て阪神競馬場で行われます。
また、東京オリンピック・パラリンピックの関係で夏季の北海道開催が札幌→函館→札幌とイレギュラーになっています。
わたし個人としては、今年は目標にしていた馬券の年間回収率100%超も万馬券的中もいずれも叶わず、有馬記念の日の夜は非常に悔しい思いをしました。
コロナ禍が尚も続く2021年の競馬は一体どんな展開になるのでしょうか?

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