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絵本レビュー:『すしん』 たなかひかる 2023年 ポプラ社

すしが でてきて、
すしーんと はしる。
でも、すしたちのまえに
おもわぬ すしが あらわれて……?

カバー折り返し 紹介文より

 読むと、ただ面白いと感じるセンサーだけよく働く本。
 日本人で良かったと思える一冊。

 読む人が、寿司好きなら、乗り物好きなら、ウケるって感じのものでもない。
 オノマトペがあれば、詳しく説明してもらわなくても何が起こっているか、なんとなくわかってしまえる文化圏にいて良かった。
 オノマトペって最短距離で感覚にアクセスしてくるのだと思った。
 ありえないことなのに、臨場感いっぱいってなんだろう。気持ちいい。

 穴子が男前すぎる。

 どんなことがあっても、これを読んだら元気になれそう。
 読むべし。

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