戸田懐生の適性を考える会(辛口)
この前は甘口バージョンで考えましたが、今回は辛口です。
火を吹くぐらいの辛さにはならないと思いますが、そこそこ辛くなればいいなと思っています。
戸田は完成度が高い?まだまだ課題だらけではありませんか。
先発
甘口バージョンでは適性あり、と記しましたが、正直微妙ですね。
確かに独立リーグ時代は先発として無双したのかもしれません。
しかし、四国ILとNPBでレベルが違うということは歴然です。
独立時代の栄誉なんて、まあ全くとは言えませんが、NPBで通用するわけでもありません。
彼の特徴に二段モーションがあります。
まずこの再現性があやしい。一年目では目に見えてバテているのが分かってしまいました。
更に、打者が慣れてしまうと効力は薄れてしまいます(もしタイミングをずらす目的で行っているのだとしたら)。
もっとこれ以上の大きな武器がなければ、先発としてやっていくのは厳しいのではないかと思ってしまいます。
あとは150㎞/h以上を安定して出力できるかどうかも必要な点になってくると思います。
以上から、まだ適性微妙です(先発をやりたい意志に大いなる期待はしています)。
中継ぎ
甘口でも書いたように、彼は中継ぎとして、微妙な立ち位置ではありますが、悪くない成績を残しています。
10イニングほどしか投げていませんが、防御率は1点台です。
悪くないのですが、勝っている時に使いたいと思うほどでもないんですよね。
ただ、チーム的に少し年功序列な感じもあるかもしれませんが(これまでに活躍した投手の方をよく使う印象)。
しかし、火消しとしてはこれまで成功しているように思います。
また、ロングリリーフとしても、試合を壊したことはありません。
全ての位置で言えることですが、決め球の精度と制球をもっと磨くことができれば、さらにいい投手になり、勝ちパターンになれると思います。
また、短いイニングとなると、二段モーションで投げたり投げなかったり、色々な工夫もできます。
最近たくさんのフォームを使い分けて、色々試しながらやっているようです。
その点に関して本人がどう感じているのかはわかりませんが、先発をするより慣れられるのにも時間がかかるのではないかと思います。
中継ぎに関しては適性ありに見えます。
抑え
今年に関しては絶対的なクローザーが存在しているので、戸田を抑えとして使おうということはないと思います。
クローザーに必要なもの、それは豪速球と落ちる球。
さて、戸田にそれはあるのでしょうか。
彼の持ち球にフォークがあります。よく打者から空振をとっています。
もっと磨けば、武器となること間違いありません。
では、彼のストレートは如何程でしょう。
常時140㎞/h代後半で、独立時代は150㎞/hも記録しています(最近でもNPBで記録しました)。
まあ強いっちゃ強いですが、不安ですよね。
どちらかと言うと力でねじ伏せるタイプでもないかなといった感じです。
やはり今の時代、NPBにおけるクローザーには150㎞/h以上の豪速球が求められます。
以上から、今は適性はないと考えていいでしょう。
しかし、どれだけ成長するのかわからないので今後に期待です。
最後に
甘口の時よりも辛めに書いてみました。
課題が多い、それすなわち成長の見込みがあるということです。
それはすごく幸せなことだと思いますよ。
色々な経験からここまで這い上がってきた戸田なら、克服してくれると信じています。
とにかく彼はまだまだ若く、良くも悪くもどのような投手にもなれる可能性は持っています。
これからも彼を見守っていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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