FIRST SLUMDUNKを観てきた話

今しがた観終わってバスを待っている。前情報としてマイナスなことも沢山聞いたし観るのも迷っていたのだけど、私のSLUMDUNKに関する知識がいい具合に足りていなかったのもあって、事前に身構えていた不安は吹き飛び、観れて良かったという気持ち。
ストーリーに触れるので、観ていなくてこれから観る人はご注意ください。

まず、原作のコミックもアニメも全国決める前までしか読んでいなかった事がこういうものか、と自分自身でうけいれられた大きな1つだと思う。画集とかはもっているので、ああ、あのキャラか~~~とか、このコマ、画集で見たとかはあったけれど。もし読んでいたら、何でここ削ったんだろうとか、めんどくさいオタクだったと思う。

冒頭でラフ画のアタリから人物になって動いていくシーンの導入も、あ、アニメとは違ってこれがFIRSTってことね、というのもすんなりとストーリーに入れたところだと思う。安西先生だけ何で2000年代のPS2?みたいなCGだったのは厄介オタクが発動したけど、顎肉を花道くんがもーんと伸ばしたり引っ張ったりって表現はセルアニメでみるよりリアル感があって良かったな、と一長一短だなと思いつつみてた。

色調を原作のコミックス表紙のようなパキッとした厚塗りに近いものではなく敢えての色調で統一したことも差別化の1つとしてあるならみせ方がすごい。なのでストーリーを山王戦にしたのかな、とも思った。海南出しちゃうと難しかったと思うし…。

あと。オタクの時にバスケの試合見に行ってて良かった。試合中に流れる音楽がオフェンスの時、ディフェンスの時に流れるのに近くて臨場感がすごかった。

ストーリーとしてはリョーちんを軸に動いていくのだけど、三井寿のリアコを爆誕させまくりでは、と思いつつヤスくんに結構スポットが当たっているのも良かったし、柔道部の彼が画面の端で小ネタを炸裂しまくっておりめちゃくちゃツボだった。

声に関しては導入がうまかったのもあり、すんなり受け入れられたかな、と思う。

続きとしてみるのではなくて、原案は同じだけど続きでは無いって見方がいいのかな、と思った。ファーストガンダムとoriginみたいな。

個人的には画集の1枚の絵でしかみたことないにしても、桜木と流川のハイタのところをもう少し尺使って欲しかった。じっくりぬるぬる動いてるところが見たかった~~~ッていうのと。ハイタまで無音なのも十分効果的にエモいのだけど、その前に三井寿がゴールする音が聞こえないから静かにしろよ、みたいなシーンが劇中にあるので、桜木が放ったボールがゴールに入ったところから音が欲しかったなと重箱の隅をつつくようなことは思ったけれど、良き作品でした。

これから観に行く人にはもし可能であれば実業団とかのバスケの試合を生で観てから観て欲しい。音の臨場感のリアルさがより伝わると思う。

思いがけず岩本ナオさんの金の国、水の国の映画予告が観れてほくほくでした。ライララさんがライララさんで嬉しい。年明け公開、楽しみだな~~~

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