セックスレスとセックスフルの原因や理由の考察 対処法
あまりネットをみていてもしっくりこないので、タイトルの件についての私見を書きます。世の夫婦が幸せであれば幸いです。
セックスレスやフルの原因、背景
以下の3つが関連する大要因です。
a、人間、異性としての尊重
b、性欲の強さ、度合
c、性行為の心地好さ(集中と解放)
そもそも妻や夫を異性や尊重できる人間として見続けやすいタイプか見続けられているどうか。次に、性行為をする欲の大小があり、最後は、そうして欲もあっていっぱい性行為をし続けてきたけれども、心地好さ(集中と解放)が不十分で徐々に廃れていったかどうか(親しいけど一緒にカラオケに行こうと思う仲じゃないみたいな感じです。その分野では噛み合わせが悪い)。
分かりやすく例えるなら、美味しそうな食べたいリンゴだと思ってもらえているか、相手の食欲とタイミングはあっているのか。本当なら砂糖をかけてみるとか自分好みの味はもっとあるのに、なんとなく無理してたら疎遠になったかといったところです。
aが欠如していると、仮面夫婦か破綻している夫婦。軽度なら形式義務的パートナー(月に丸回はしとけば一般的なら、そんな感じでいいだろ…な見かけだけの夫婦)
bが欠如しているなら、親友友愛パートナー。お互いに性欲の波があっていれば、数は少ないけど十分とか、本番はないけど十分に大事にしあってて満足な関係。軽度に波が会わないと、仲は良いけど、もう少ししたいのに…な関係。重度に合わないと色々疎遠に。
cが欠如していると、性満足からは遠く、回数はしてるけど…微妙な関係。徐々に数が減り、関係bやaに移行しがち。
aの原因背景の細分化
a。尊重とは、好感を維持しているか。求められる役割を果たせているかと言い換えられます。尊重とは、自分は手に入れられないけれど大事だと思う価値観や行動、気質への憧れ期待と、自分も大事にしている価値観を相手も持ってくれているという好感の二種類です。ストイックな人はすごくて格好いい好き!や、自分はストイックだから相手もストイックでいて欲しい!といった心境です。雜に言えば、可愛いから結婚した。という容姿への憧れ期待。芯が強い人だから結婚した。という気質への期待。金銭感覚や物事の見方が似てて馬があって好感が持てた。等々です。
そういった相手を好きな理由、相手に求めるものは以下の通り。
容姿 ハゲ、太った、ムダ毛処理、服装、髪、体臭、口臭、清潔感等々。
性格気質 優しい、頼りになる、公平、思いやり、
夫婦共同生活での振る舞い
父妻の役割、育児参加姿勢。
経済能力、実務能力、トラブル対処。
我々は常に相手に、憧れ期待と、共感好感という2種類の尊重を抱いています。それが満たされないと、こんな人だと思わなかった。ダサくなった魅力がなくなった、昔の好きな人から変わってしまって合わなくなったと嘆きます。そして愛が冷める訳です。
結婚時がピークで、以降愛が冷めるのも当たり前かもしれません。若さ老いで容姿は右下がりですし。結婚当初のピンと背筋を伸ばした状態も、慣れてくれば緩みっぱなしになりだらしなくなっていき下がる一方です。経済力は多少増えるかもしれませんが、家事育児での振る舞いや、女性男性の求める理想の父母像のように振る舞えなければ、こんな人だとは思わなかった・・・と、家庭生活での尊重は目減りしていくばかりです。
男女の結婚前に擦り合わせておく価値観=尊重ポイントは、以下の記事にて詳細を書いてあります。
ただ、愛着傾向というものに個人差があって、色々右下がりになっても、○○さえ良ければ、それで十分!!。といった満足点の低いタイプの人もいます。一方で、愛着傾向が極端に低い場合、自分のものになったと思えば、興味を失くすようなタイプもあります。3~4年で飽きてきて、新しさ刺激を求めて、次の他の人に目を奪われがちな人もいます。
この辺は、男の愛着傾向について拙記事で触れていますので参考までに。
bの原因の細分化
その人の体力、性欲の比重。
仕事面でのプレッシャーへの反応傾向
出産育児(子供)がいることでのプレッシャー反応傾向
a要因の総評価=相手への尊重(家事育児や他労働や振る舞い)
bの性欲の強さ、度合は、ざっくりいえば3つの視点です。そもそもの性欲の強さや睡眠よりも性欲が強かったり。プレッシャーがかかった辛い時の性欲への態度。aであげた要因で相手を尊重できなくなったからそれに伴って性欲減退の、3種類です。
そもそもの強さは、カップル時の一人暮らしアパートでの一夜など、ストレスや遠慮がなかった性欲MAX期にそもそもどれぐらい求めてくるタイプだったのかでわかります。睡眠を犠牲にしてでも求めてくるタイプかも要チェックです。(性欲>睡眠?)
学生同士ならわからないと思いますが、社会人同士で付き合っているならば、繁忙期の時や逆風のときの相手の性対応や生活態度に大きな変化がでるかでわかります。一般的には、生活がダメだったり、心身が疲れていると性も自信をなくしてしまう比例タイプと、疲れているからこそしたくなる、興奮したりプレッシャーがかかると発散や慰めのためにしたくなるような反比例のタイプの二種類がいます。
出産育児期間で、子供優先、寝不足時期に性欲や性への関心も変化する人がいます。これも上のプレッシャーに近いものがありますが、その状況なってみないと分かりにくいかと思います。
cの原因の細分化
性の不一致。性行為や性癖の集中と解放ができていないことです。例えるなら、美味しいカレーに出会えない!というときに、そもそも自分が好きなカレーの味や雰囲気や要点を自覚しているのか。自覚していなければ、出会うまでにかなり遠回りになります。出会えないまま終わるかもしれません。ある程度自覚していも、それを探したり追及する努力不足もあります(集中)。最後は、相手がいることなので、相手にその要望を恥ずかしさや遠慮を乗り越えて(解放)しっかり伝えられるかです。
克服と対処
ネットを見ていると、容姿体型や清潔感の改善&デートして異性認識を取り戻そう!みたいな話が多いと思います。ちょっとずれてるなぁと思います。
上述の通り、人それぞれで対応策は異なります。いずれにせよ、相手と真摯に(あなたと互いに満足する性行為をしたいと)話すことが最善で最良の方法で第一歩です。
次いで、性行為のお互いに不勉強、解放不良だとしたら、少しずつ性癖やら要望を話す。言われても変わらない変われないことは十分ありますが、言わなきゃ始まらないので。恥の先の全てをさらけ出した一体感を目指せれば心地よいはずです。
もし、普段から仲はいいけど性的に落ち着いてるなぁという親友友愛パートナーならば、エロい格好、玩具、デート、興奮する刺激や材料を探して、少しずつ試していく。デートする、毎日はぐする時間を作るとか、愛してると繰り返して先に照れた方が負けゲームをするとか、性に関係なくともカップルがするようなことを試していく。色々アイディアを出してみてはどうでしょう。
もし、普段から事務的や業務的で愛がない冷めてるけど別れるほどではない形式的なパートナーならば、それはこれまでの夫婦生活のあちこちにいさかいやズレが溜まっていたのに、どちらも見逃して見過ごして逃げてきたつけのせいです。いい夫や妻にはなれませんが、相手から呆れられるような振る舞いや嫌悪感をもたれた言動は直していくしかありません。できる範囲で。無理なく。そして尊重を取り戻したら、そこから、bやcの改善に真摯に取り組めばいいとおもいます。
付録1 性肯定観
造語です。笑 上述の話し合いをしていると、性にたいする価値観の相違だよね…という話に落ち着きがちです。それで終わりになってしまう。それはもったいないと思います。
それって本当に自分自身の心から望んだものなのでしょうか。親からの悪影響や謎の文化的な思い込みからくる、なんとなくそういうものでしょという深層心理の押し付けられた価値観も大きいはずです。
例えば、妻になったんだから派手な格好や男の気を引く格好をする必要はないだろうとか。母になったんだから、女の前に母親であれ!とか。逆におじさんにもなって、性行為、性行為ってあんた落ち着きってものはないのとか。等々。
育てられた両親の振る舞いや、性にたいしてどういう言葉がけをされたかで心に染み込んでしまった不純物かもしれません。
価値観の相違で話を終わらせるのではなく、相手を尊重する気持ちが本物になれば、自分の価値観が正解だとか、相手がおかしいとか思う前に、二人の望む形、相手の心に寄り添う形を互いに見つけようと素直になれると思います。なので、互いの家族の様子や育った環境についてもはなしながら、押し付けられた価値観かもしれないと疑ってかかり、相手を幸せにしてあげることの方が正解だと思えれば、新しい心から望む価値観に変わっていけると思います。
付録2 性行為の集中と解放
集中と解放について具体的に説明します。3つしかありません。
1、丸々されると、発情興奮モードになるスイッチはどこか、なにか。
2、丸々されると、すごく気持ちいいのはどういうところでどんな感じのときか。
3、それらをすべて伝えられるか。文句や愚痴や要求、要望でもなく、ただありのままに、丸々されると、私は気持ちいいと素直に伝えられる、聞ける関係か。
その気になってないと愛撫しても気持ちいい訳ではありません。愛撫が発情スイッチのときもありますが、なれてきた二人には、それだけでスイッチとはなりにくくなっていきます。
一番大事なそういう性モードになるスイッチを探して伝えられれば、cとは無縁になるでしょう。丸々されると、とろける、なにされてもいいと思っちゃうとか、襲いたくなるとか、そういうスイッチです。丸々は場所や時間や服装や台詞やある性感帯の責めかた、目隠し拘束、言葉攻め、等々なにかはその人次第です。
相手の性感帯、好きな攻められ方、発情ポイント、興奮しているときの膣の動きとそこそこの時との違い等、全然わかっていないようなら、cが理由で疎遠になる可能性が高いです。
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