映画


昨日、新海誠監督の最新作
『すずめの戸締まり』を見てきた

『すずめの戸締まり』は、だいたい2ヶ月くらい前、映画館で予告を見た時に『おぉ、面白そう!しかも『君の名は』と『天気の子』の新海誠監督かぁ。公開されたら行ってみよう!』と思っていた

そこから月日はあっという間に進み、昨日が公開初日。映画館に足を運び、IMAX上映で見た

結論から先に言わせて頂くと
映画を見終わった後、僕の中で『うーん』と腑に落ちない感じになった
#感じ方は人それぞれ

ただ、『うーん』だけで終わった訳ではなくて、去年の4月から、『話し方の学校』でスピーチを学んだ僕は、『これはスピーチと同じかも』と思ったポイントが2つ合った

1つ目は『言葉の強さ』

今作は、廃墟にある扉が開き、そこから災いが出てくる。災いを防ぐ為に、扉を閉める。というシーンがいくつかある。

その扉を締めて、最後に鍵を掛ける時、呪文を唱えながら決めゼリフを言うのだが、
その言葉が『お返しします』だった

この『お返しします』という、日本語の敬語が、決めゼリフにしては、柔らかく感じてしまった

僕的に決めゼリフは、短くて力強い言葉が好き
そして、基本は敬語じゃない

例えば

家なき子→『同情するなら金をくれ!』
半沢直樹→『やられたらやり返す、倍返しだ!』
ガリレオ→『実におもしろい』

例外として、家政夫のミタは『承知しました』と敬語だが、ミタさんのキャラ的には、敬語の方がしっくり来る

ただ、『すずめの戸締まり』に関して調べてみた所、扉を締める際の呪文は、実際に存在する呪文とのこと。だから現実としては、何も言えないが、作品の決めゼリフとしては、『うーん』と感じた

これはスピーチでも同じで、原稿の中に、力強い言葉があると、相手の頭や心に強烈に残す事が出来る


そして、もう1つは『絵が浮かびにくかった』

物語の終盤、『過去の自分を救いに行く』というシーンがある。その時に、扉の向こうに行って、違う世界に行って、過去の自分に会って・・・。という絵になるのだが、ちょっと着いて行けなかった

僕は観ながら
『ん?今はどこの世界なんやろう?』『今描いてる時間軸はいつなんやろう?』と絵が浮かばず、内容が入ってこなかった

でも、ここに関しては、僕の理解不足があるので、一概には言えない
#僕の感じた感想を書かせてもらってます

絵を浮かばず。に関しては、スピーチも同じ
『いつの話?』『それはどこ?』『誰がいるの?』『それはどんな人?』等など、相手の頭に絵を浮かばせる事で、話す内容を伝える事が出来る。

だから、スピーカーの頭に絵が浮かんでいても、聴き手の頭に絵が浮かばなければ、スピーチは伝わらない

以上の2つ
『言葉の強さ』と『絵を浮かばせる』
が、スピーチと同じと感じた

ここまで、今回感じた事を書かせてもらいましたが
改めて思った事があります
『映画はホンマに最高』

『今回の映画面白くなかった』『見に行って損した』じゃないんです。『色んな事を学ばせて貰った。ありがとうごさいます!』なんです。また映画は、何百人、下手したら何千人という人が、命を掛けて作品を作っている。その魂の作品を1000円代で見れるありがたさ。魂の作品だからこそ、自分の感性も磨かせて貰える

映画は、たくさんの感動と、学びと気づきを貰える。一作品を作るのは、本当に大変。なのに、今日も映画館には、当たり前の様に、様々な作品が並んでいる。ここを当たり前と思わず、僕はこれからも映画館に行って、色んな作品を見続けていきます!

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