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Milkcocoa ロスから卒業!

2019 年 10 月 30 日に Milkcocoa が終了したため、利用できなくなりました。

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これまで IoT デバイスとの通信やデータを格納する用途で大変お世話になってきたこともあり、しばらくロスから立ち直れない状況でした。
新しい年度になったら何か新しいことを始めようと考えていた矢先、コロナの影響でリモートワークが主流になり、勉強会も全てオンライン開催が基本となりました。

3 月は勉強会のオフライン開催をオンライン配信する(IoTLT 放送部の)活動が忙しかったのですが、全てオンライン開催だと撮影機材(カメラ、マイク、スイッチャー、三脚など)が不要になり、基本的にウェブ会議アプリ(Zoom、Webex、Meet、Discordなど)の PC 画面を OBS で配信するだけなので配信が楽になりました。(笑

とは言え、全てオンライン開催の勉強会は主催者が勉強会の盛り上げ方法にひと苦労します。YouTubeLive のコメント、Twitter のハッシュタグを拾う、Sli.do で質問を受け付けて回答する、登壇者のLT発表に相づちを打つ、ウェブ会議アプリの映像・音声出力や画面共有がうまくいかない場合に誘導する、タイムマネジメントが難しい、など挙げればキリがありません。

先日、とある勉強会でLT発表中の賑やかしに CommentScreen というアプリを使用することがあり、niconicocoa のことを思い出しました。

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niconicocoa はブラウザ上の Google スライド等で、発表中に視聴者からのコメントをスライドの上にニコニコ風に表示させることが出来るサービスでした。
niconicocoa はバックエンドに Milkcocoa を使用しており、2019 年 10 月 30 日に Milkcocoa が終了したため、利用できなくなりました。
niconicocoa は現在、バックエンドに Firebase を使用した comets というサービス名に変わっていますが、ブラウザの Extension や Plugin ではなくブックマークレットを利用する方式は同様です。

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そこで、niconicocoa をリファクタリングして Milkcocoa から汎用 MQTT に対応(shiftr.io で動作確認)し、ブックマークレット方式を止めて Electron 実装アプリ(ブラウザ内に閉じず、ウィンドウ全体にコメントを表示)に変更することを思い立ちました。(commetter と命名)

MQTT サーバ(Broker)にデータが書き込み(publish)されると commetter が MQTT サーバからデータを読み込み(subscribe)して PC 画面に表示します。アプリ化したので、ブラウザを起動する必要もなく、起動後にブックマークレットを呼び出すひと手間も不要になりました。

MQTT サーバにデータを書き込むサンプルのチャットページも作りました。

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リモートワークでPC画面を見る時間が長くなり、ウェブ会議で耳もイヤホンで塞がるようになったので、IoT デバイスと組み合わせて PC 画面に通知を表示したり、Web Speech API で音声で通知したり、いろいろ応用方法が思いつきます。(コードを修正して speechSynthesis.speak() を呼び出す必要があります)

リモートワークをハックして、みなさま良きオンラインライフを!

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