2024 函館2歳Sの出走馬の勝ち上がりをチェックしてみる3(最終回)

昨日の続きから。
ヒデノブルースカイ 函館芝1000m。G1馬スリープレスナイトの孫にあたる。減量騎手を配した2頭がワン・ツー。スタートはそれほど速くなく、途中から競りかけていくような感じで先頭に立ちそのままゴールまで。やや掴みづらい。今回3キロ増えてしまうマイナスが大きいのではないかと思われるがどうだろうか。
ヤンキーバローズ 函館芝1200m。新聞紙面の印などから判断するとそれなりに人気を集めそうな雰囲気があるが、レースの印象はあまりよくない。スタート時の口向き悪く、5頭立ての大外だったから事なきを得たが多頭数なら完全に後手を踏む展開。タイム内容共に私の目には平凡に見えた。
ラインパシオン 福島ダ1150m。平凡。芝でのダッシュはそれほどでもなく、3番手からの競馬でバテた逃げ馬を交わしてゴール。
リリーフィールド 函館ダ1000m。モズアスコットの産駒。この父馬に私はあまりなじみがなく、競走成績を改めて繙いてみるが、安田記念のフェブラリーSの両方を勝った名馬である。ペルシアンナイトやスワーヴリチャードと同世代。その父がフランケル。今年第一世代が走り出しているようだ。勝ちっぷりはいいですね。逃げ切りだが仕掛けられてからのフットワークもよかったし、1200でも十分良さがでそう。芝替わりがどうかの一点につきるが、芝ダート兼用だった父の良さがうけつがれているならこなしても全く不思議はなく、母系は完全に芝血統。母も祖母も芝で3勝している(中距離くらいを得意としていた)。この馬はいいんじゃないかと思います。

3日間にわたって新馬戦を一頭ずつ見てきたが、印象がよかった馬のベスト3は、
1位 ニシノラヴァンダ
2位 リリーフィールド
3位 エメラヴィ
としておきます。枠順・馬場・展開はまったく考慮せず、フラットな函館1200mでの競走と仮定してのものとします。

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