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きのホ。の『シンドローム』の好きなところを羅列する機械になろっかな!!!

『シンドローム』なる曲、及びライブパフォーマンスが、良すぎる──……。

というわけで。
巷では『好きな惣菜発表ドラゴン』が流行っている中(良い曲)、そのフォーマットに全く落とし込めなかったのでやかましマシーンをやります。

紹介文とかでもなんでもなく、ツイッターの延長線上にある呟きになります。シンドロームを知らない人のことは置いていきます。


そもそも待望

2024年2月12日、「日比谷野音のステージできのホ。見た~い!😊」と軽い気持ちで行ったライブに、私はちょっと…まあまあ…しばらく尾を引く衝撃を受けました。

IDOL LIVE JAPAN 3.5周年企画 ILJ "UNITE" 日比谷野音SPECIAL
upported by カラオケまねきねこ 二日目

いわゆる「界隈」の違うグループも出ていたこのライブ。「この世には知らないアイドルグループがたくさんあるな~!😊」なんて気を抜きまくって臨みました。

凄かった。ライブアイドル全体は全然知らないなりに、TIFやなんやで他グループ見てきても「贔屓目あるとはいえきのホ。が一番っすわ😎」と思ってきた身で、この日ばかりは「マジで知らんのにマジで凄いグループがいる」とショックを受けて帰りました。書いちゃうか。『POPPiNG EMO』と『強くてニューゲーム』、超良かった。歌すごいしパフォマーンスもすごい。衣装もいい。そんなグループが2グループもあんのかい。
メンバー二人が向き合ってド声量で圧倒的に歌ってたところカッコ良すぎて鳥肌立ったな…。
どっちのグループにもそんな、見せ場が分かりやすい「魅せやすい」曲があって、初見ながら圧倒されたのでした。

そんなわけで思ったのが、きのホ。でも「闘える曲、見た~~~い!!!」
リビングデッドアルバム曲にある盛り上がる曲、場を掴む曲でこれまでライブに不足を感じたことが無かったのですが、シンプルに「強さ」を叩きつける曲、ほし~~~~~~~!
頼むよケンヤニキ! 日比谷野音で負けない曲作って~~~!!!😭😭😭

そのおよそ十日後、ホ。フェスにて『シンドローム』が初披露されました。

オタクは泣いた……とっくにご用意されている……。
ハンサムケンヤ(クリエイターの屋号的ニュアンスで敬称略)の曲のカバーと聞き、「まさか…この日を予見して…?」と信仰の心になった。

そんなわけで『骨太お祭りロックナンバー』こと『シンドローム』、嬉しすぎ!!!
前置きが長い! 好きなところ書き連ねるマシーンやります!!

※美里ちゃんのオタク きのホ。のライブが好き


最初のュイ────────────────────────……ン

始まりの予感の音する!
前の曲の余韻の中、いつの間にか聴こえてきた時のゾクゾク感もまた良い。新曲に馴染んだ人が多くない頃の、何か始まる予感はあってもまだこの曲とは分からず期待感だけが膨らむあの時間も良かったし、この曲が定番になってきた近頃の「来るぞ……!!!」という沸騰する直前のような空気も良い。(春はあけぼの)

ジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカ

高められた期待感が「シンドロームだ!!!!!!!!!」と弾けるように場が沸くあの瞬間。息を詰めていたところから、決めポーズに息を飲む感じ。たまらん。

ドゥン

ここで来る跳ねる振付、高められた高揚感に火が着くようで脳ドバドバになる。フロア側の飲んだ息が歓声になる、ここまでの数秒間、一連の空気感本当にたまらん!!
ここの空中のポーズカッコ良すぎる。和っぽさありつつバチバチにカッコ良い。他のグループではこうはいかないであろう、この衣装でこのコンセプトでライブをしてきたきのホ。じゃなきゃここまでカッコよく見えないんじゃないかと思えるフォーム。現衣装の軽やかに舞う白いスカート部分や帯が映える。
私はここを見る度に美里ちゃんのオタクである幸福を噛み締めています。この浮遊感とキメ方すごい合う。全身で音に乗っている感じがめちゃくちゃ気持ちいい。

ここまで、照明も『暗転⇒逆光気味⇒ライト全開』と来て、朝陽が上り始め山間から細く光が差し込むような、夜明けの時間の情景が浮かぶようで本当にこの10秒足らずの時間、全部良い。

ケンヤさんの描いたこのイメージ絵そのままと思う

らねちゃんパート始まり

ホ。フェスでの初見時、「おお!」となりました。らねちゃんから始まる曲、あまり意識したことなかったけど珍しい気がする。
らねちゃんの声や歌、「歌詞を置く」ような、言葉に存在感を持たせる歌い方というか、言葉が頭に残りやすい性質と思っているのでこの語気強め曲の入りなのすごく良いな…と思ってます。(言葉に質量を感じるので「置かれる」というニュアンスを自分の中に感じている。)
そして、歌詞の「君」のようなタイプを正確に打ち据えるすごい詞だな……と毎回ドキリとしてしまう。というか「自分か…」と普通に喰らっている。

こは美里でダンスパートを対でやってるとブチ上がってしまう~

    らね
ミコ      くる
  こは  美里     ←ここ

それぞれに少女漫画のヒロインにいそうなキャラデザの二人が対のポジションでギャンギャン踊ってるとなんかめっちゃ嬉しくなる~~~~~!!!
『魂リリース』で二人でバチバチに踊ってるところも大好きでェ~~~これ100回言ってる

腕でボックスつくる振付

ここ好き!!!
和、かつカッコいい…衣装の雰囲気もあるのだろうけど、結界とか陰陽師とか、術系の和のニュアンスを感じる。ここ好きすぎてホ。フェス翌日にチェキのポーズこれでお願いしたくらい刺さってた。
これして一旦後ろに抜いて振り向き様に跳ねるのフルコンボが心地良すぎて笑ってしまう。こんなん笑みこぼれちゃうよ~~!

パート分け面白い

らね→こは→らね くる→ミコ→くる
と、パートが行って返る形になってるの面白い。同日リリースの『馬鹿と煙』もその感じ。アイドルはどうしても歌割りを順に回してく感じになるから新鮮に感じる。

ミコちゃんパート

「君の教科書は僕より高性能 言い訳しないで頑張ろう 誰にも評価されなくても」
ミコちゃんパートのここ! 本当に…くぅ… スーーーーーッ……
ここもミコちゃんが詞を、言葉を置く感じがあってすごく頭に残る。なんなら圧をもって置かれる。ライブで見てほしい。きのホ。は全部ライブで見てほしいけどひと際に見てほしい。これまでにあまり見れなかったミコちゃんを感じている。アツイ。毎回ぐわ~~~ッとなっている。
私は今の衣装の陰陽師感とこの曲の和要素とミコちゃんの佇まいがめちゃくちゃマッチしてて良いなと思っている。

キマってるこはくる

歌上手い担当の二人がガンギマってるのたまんねぇよな。目バキバキなの良すぎるよ。
特にこはるちゃんやくるちゃんみたいに人間らしく愛あらんとしている人たちが「狂ってる世界で狂わないでいようとして狂いそうになってる」歌詞は親和性が高すぎる。表情や歌い方、二人の中で曲とシンクロする部分が上乗せさせられているんだろうなと感じさせる勢いと圧。まともな人間だからこそ狂うこんな世の中だよな、そうよな。
らねちゃんやミコちゃんが「言葉を置いてくる」感じがするとしたら、こはるちゃんとくるちゃんはどこまでも歌で表現しようという感じがあり、やっぱり歌が好きな人たちだなと感じてます。歌にライドするというか…。こはるちゃんはマッハじてんしゃだし、くるちゃんはダートじてんしゃ(ポケットモンスター ルビー/サファイア)(この例え通じることある?) 

サビ

サビ来るの早~~~~~~!? もうMAXで盛り上がっていいんですか!?

「夜を越えて 朝を越えて」

ここの時計の針が進むような振付ほまにカッコいい。好き!!!
細かく激しい動きが多い中で、「越えて」の振りが大きく揃う動きだからか厳かに見える。端麗な鳥の群れのようで好き。
ゾーンBからのオタクなので美里ちゃんとこはるちゃんの声が重なるの大好き。ここを私の実家とします。

「日々のシンドローム」

最高だ………………

𝓢𝓾𝓹𝓮𝓻 𝓢𝓮𝔁𝔂 𝓚𝓞𝓢𝓗𝓘𝓜𝓘𝓩𝓤 𝓽𝓲𝓶𝓮 …

初見時、脳震盪起こすかと思った。長いし。
ホ。フェスの展示のきのホ。のプロフィール帳にて、「セクシーな人」の欄で本人以外誰も美里ちゃんを挙げていなかったのを生温く眺めていたオタクですが(LOVE)、実際ステージの美里ちゃんって“全”担当なんだったな…。
~ここから忙しい心~
つかセクシーというかさ……セクシーとはまた違うんだよな!!!!!!! もっと透明なものじゃんな!!!!!! 私はアイドルが性別とか「生」の領域を離れて不可侵の何かになってる瞬間が好きで、本当にその瞬間を尊く思ってるので、嬉しい…………絶妙にキショいこと言っててすみません…………。
いやほんと一単語で括りたくない。「でもあれは」で反転して人間らしい強い表情になってから「昨日の星」でまた清流に返っていくあの短い時間が本当に、良。
~ここまでが忙しい心~

『クラベチャウ』が出た時に「美里ちゃんってこんながなる感じの歌い方も出来るんだ…」となったものですが、この時は「こんな甘く煌めく吐息的な歌い方も出来るんだ…」となりました。
いや本当に甘く煌めいてるのですごい。一番的確な表現。
ここまでガンガンに踊ってた美里ちゃんが静かめの美になってるのめっちゃ良くてェ~~~~~
「ここは静観…!ここは静観…!」とペンラを握りしめ爆沸きを耐える。

「昨日の星」

初見時「こんなん卍解じゃん!!!!!」となった。(BLEACH) 
どんなくるちゃんが来るか毎度息を潜めて楽しみにしてます。私がくるちゃんのオタクだったらここで「くるちゃんのオタクで良かった~~~~~!!!」とギャン叫びしてたな。とはいえきのホ。のオタクで良かった……!と噛みしめている……。
「ここは余韻…!ここは余韻…!」と唇を噛みしめ爆沸きを耐える。胸中はウオオオオオとなってる。

ジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカ

>>爆沸き<<

このギターの時に跳ねる振付から入るのは毎回そうなのですが、ここのジャンカジャンカはくるちゃん以外座ってるところから跳ねるのでよりダイナミックに見えてアガる。
オタクがフロアで跳ねるのも好き。私も跳ねます。この曲で世界、揺らしたいよね!?!?!

低姿勢で移動するところ

ここなんて言えばいい!? くるちゃん・こはるちゃんの爆アツパートを背にガシャガシャ寄っていく振りでなんかもう一段階アツくなるみたいな感じある。絶対しんどい動きな気がするのだけどその分がむしゃらでわやくちゃで沸く。

「もうとっくに頭はおかしくなってる」
「このまま行ったら終わりは見えてる」

これさっきも言ったけどさぁ! きのホ。の歌姫、アチ~~~!!! 
アイドルによるこの辺りの歌詞の叫び、迫りまくってウ゛ウ゛ウ゛になる。
くるちゃんは歌に対して向き合い方を選べるくらい歌唱力・表現力の幅がある中で、この曲であえてコントロールの外に出るような、喰らい付くような歌い方や表情が見られるのが熱いし嬉しい。

こ゛は゛る゛ち゛ゃ゛ん゛っ゛

こはるちゃん、後ろから大股で歩いて前に出てくる動きが異様に良い。なんだこのかっこよさ。貫禄があると言ってもいいのかもしれないけど、それにしては颯爽としていてなんだろうなこれは。たまらん気持ちになる。
冒頭の方の「信念曲げず前だけ見ている」のとこもそう。好き。『片鱗』の「極端な名言に」のとこもそうだった。良い。

サビ

キマりすぎる。
歌詞が良すぎるな……。なんとなく天の岩戸を思い出したり、雲を抜けてのあたりで神話的な景色が見える感じがあり、好き。
というか最後の最後で「夜を越えて朝も越えて」の先に「雲を抜けて天に登り過去を捨てた」はカッコ良すぎるでしょうが…この歌詞凄すぎる…。そこからスケールを「日々」に戻すのヤバイ。ハンサムケンヤの歌詞の面白さってこのマクロとミクロを軽快に行き来するところが一つあると思ってるのですがここは特に幅がデッカくて良すぎる。フリーフォール感ある。

セーラームーンフォーメーション

と、私が勝手に呼んでいる、こはるちゃんを中心に、くるとミコ、らねと美里をシンメに置いたフォーメーション。配色も役割もちょっとそれっぽいため…セーラームーンで育ったもので…バランスがグッと来るんだよな…めっちゃ話したいけど与太話すぎるので私の童心が喜んでることだけ記しておきます…。

これずっと言うの我慢してたんですが、
らねちゃんと美里ちゃんてだいぶレイちゃんと美奈子ちゃんみある
パーツというか 構成要素が

らね美里交互パート

ほまに良すぎる・・・・・・・・・・
ずっと「対」でパートを分けられてる曲なわけですが、最後の最後に、美里→らね→美里→らねって2回交互で来るのアツすぎる。らねちゃんと美里ちゃんで声質をピックアップした時、二人の声には突破口のような真っすぐさがあるなと思っていて、それがラストに来るのたまらん…。
最近のらねちゃんはことさらに「魂」なので、曲と共鳴している感じがあって今この曲でこのパートなの本当に…良…。こんなロングトーン、そりゃ魂も震えちゃうよ。
バチバチに踊りまくった美里ちゃんがここで声を張るのもカッコ良くてめちゃくちゃ好きだ。ここのパートにいてくれて心底嬉しい。
競うものでも勝敗がつくものでももちろんないけど、ここばかりは竜虎相搏の様相を呈していて、どうしたってドラマチックで激アツ。
私は『桃源京』の「どこかに影があり」から「混ざり合う瞬間を」の美里ちゃんかららねちゃんに渡るパートがとても好きで、前述した真っ直ぐな声に、二人がそれぞれに歌詞に寄り添うような愛を乗せて届けてくれるのを感じているのですが、そこのあたたかさ、優しさと全く違う側面である熱量をこの曲のこのパートで見られるのがまた、めっちゃ、嬉しい~~~~!!!!!
力の限り掲げられるペンラの景色も良い。祈りがある。

私はアルバムリビングデッド以降のオタクなので肌感で分かっているわけではないのですが、なんとなく、これが一年目や二年目のきのホ。ならここのパートをこの二人にとはならなかったんじゃないかと気がしていて、ただそれを言い出したらこの曲のカバーをこの振付でやろうとはいかなかっただろうなというところで、グループの成長があったんだろうなと感じたりします。この辺りは初期から応援してる方にいつか機会あったら聞かせてもらいたいなぁ…。てかケンヤさんやプロデューサーが何を意図して・求めて・こうあってほしいと思って歌振りを考えてるとか聞いてみたい。たぶん上手い下手とかの次元でなく、曲としての狙いがあってこうなってるんだろうなと思うので。

曲が好きの話からちょっと逸れたので別フレーム

そして、美里ちゃんの息の長さが回数重ねるごとに伸びている感じがあり、熱すぎて泣いた。好きだ───……。絶対苦しいところだと思うからこれを称えていいのかさえ迷うけど。ありがたい。噛みしめてしまう。

映像見てこはるちゃんが重ねて歌ってるのやっと気付いて気絶した。凄すぎて。「がんじがらめでも普通に落ち着く」からずっと歌ってない?

最後のジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカジャンカ

美里ちゃんが笑っていて最高になる。こんなに踊りまくって最後に不敵に笑ってるの良すぎるでしょうが!!!!!!! ここは初見からずっと虜。ゲキアツの舞。

ジャン

\\\\\ワッ////// 
やり切ったような終わり方、かっこいい。
ここで動から静に切り替わり照明が逆光に落ちる(冒頭の照明に戻る)と朝陽が上る前の瞬間に戻されたようで、果てなく感じたこの時間が頭の中でだけ駆け巡った一瞬の幻のように感じる。本当に一曲で『完成』している。
カッコ良すぎ…………。

3分

この満足度で3分!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?


ハァ~~~良すぎる。全部ハイライトなんだよな。

【参考映像】

ホ。フェス初披露時のライブミックス映像もありがたかったのですが、5/21のギュウ農の配信映像がまた良くて、ライブ中に感じたところを思い出すきっかけにしつつ以上の羅列を書き出していました。この日までシンドロームを見るためには現場に行かないといけなかったのヤバすぎる。ギュウ農のアーカイブ期間が切れたところに爛漫会の映像が来て命が助かりました。そのギュウ農の映像も先ほど公式にアップがあり…。
ライブ映像のアーカイブ本当にありがとうございます。心底感謝。

シンドローム、大好き!!!!


音源が配信された時からハマって繰り返し聴いていましたが、ライブの熱量がとんでもなくかっこよくて…見る度に良くて…。最新のライブを見た後だと、少ししか経ってないはずの以前の映像でさえもう物足りなく感じるくらい、毎回最高が更新されている曲です。

好きな人たちが好きになれる曲をやってくれるってすごくありがたい。好き好き大好きというわけです。(やかましマシーン)


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