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今日、息子にスケボーを買った


今日、息子にスケボーを買った

5歳ともうすぐ4歳になる息子に1台ずつ買った。
プロテクターも一緒に買ったので合計16000円のお会計になった。
なんてことのない日常の一コマに思えるけど、この時なんとなく昔のことを思い出した。

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今から3年前、会社員を辞めた


製薬会社の営業マンとして丸々9年働いたが、後半の4年ぐらいは全く仕事が楽しく感じられなかった。
製薬会社の給料は良く、仕事も慣れてしまえば特別大変なことはなかった。

それでも会社員を辞めたのは嫌々働いている自分がかっこ悪いと感じたからだ。
家族に人生を楽しんでいる背中を見せていたいと思い、好きだった映像製作の道へ進んだ。

ビデオグラファーになった経緯など↓

スキルもコネも経験もなかった自分は例えるならすっぽんぽんで砂漠に放り出された33歳のおじさんだった。
そんな状態でいきなり独立したので家族を養えるだけの収入はなかった。
収入が0の月や多くても数万円という日々が続いた。
会社員時代の退職金などの貯金があったのでそれを切り崩して当面の生活資金にあてた。

お金がなくなって行く恐怖との戦い

収入は無くても支出はあるもので、家賃や光熱費、通信費などは容赦なく口座から引き落とされていった。
お金がなくなっていく恐怖と戦いながら少しでも現金を手元に残しておきたくて身の回りの物はほとんど売った。

会社員時代の靴やネクタイ、時計。
集めていたCDやアコースティックギター。
お気に入りだったスノーピークのリュックサック、ビームスのシャツ。
メルカリとラクマを使ってどんどん現金化していった。

自分自身は片親で家は常に貧乏だったのでお金のない生活には慣れていたけど、家族に貧しい思いをさせるのは嫌だったのでなるべく生活レベルは下げないようにしていた。
少し家賃の低いところへ引っ越しした以外は会社員時代と同じような生活を送っていた。

想定外だったのは子供が生まれたことによって出て行く出費。
その中でも「おむつ」を買うのが一番の恐怖だった。

初めての子育てでいつおむつが取れるかもわからない。
毎日どんどん紙おむつを消費して行き、何度も何度もおむつを購入する。
そのうち次男が生まれておむつの購入量は倍になった。
おむつ交換をするたびにお金を捨てているような感覚になった。

今日、スケボーを買いに行って子供たちの喜ぶ顔を見たときあの時の気持ちがふと蘇った

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あの時、おむつを買う恐怖に負けていたら今の自分はいなかったんじゃないかと思う。
実際に会社員に戻った方が良いんじゃないかと何度も何度も考えた。
心が折れそうになったこともあった。
応援してくれる友達やファンの皆さんのおかげで踏ん張ることができたのも大きいと思う。
今の生活は一人で作り上げたものではないと改めて思った。

これから独立しようと思っている人に僕から伝えられること

・ある程度見通しを立ててから独立した方が精神的に安心
・ある程度の貯金はあった方が精神的に安心
・おむつはどんどんなくなるけどいつか必要なくなる時が来ると思うと精神的に安心
・家族と笑って過ごせる日々を作ることを優先して考えると精神的に安心

同じような境遇の仲間は僕が運営しているオンラインコミュニティのMagnetで見つけられると思います!
みんなで楽しく映像制作をしましょう!


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