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強力な天井の落とし穴について

5号機が完全にホールから撤去され、完全6号機時代に突入した昨今のパチンコ・パチスロ業界でもあります。

5号機のART/AT機が盛んな時期では、「強力な天井」機能が搭載されている事が当たり前のようにもなっており、射幸性を駆り立てる要因でもありました。

その結果、5.9号機では一時期、天井機能の搭載が禁止されましたが、6号機になって天井機能の搭載が再びOKになりました。

ハマっても出玉の見返りがあるのと、必ず当たる保険でもある天井の存在は、ART/AT機には必要不可欠な存在だと感じています。青天井のART/AT機なんて、正直怖くて打てないでしょう(6号機最初のハーデスが良い例かと)。

6号機での天井と言えば、単純にCZ的なものが当たり、大きな出玉に繋がるRUSH的なものが必ず当たる保証はなく、あくまで保険的な存在でしかないのが現状でした。

しかし、6号機で登場した「スカイガールズ~ゼロノツバサ~(スカイガールズ3)」は、強力な天井機能をウリとしており、「天井到達=有利区間完走確定」の仕様となっています。

そして、2023/4月中旬に導入される6.5号機「アナザーゴッドハーデス~解き放たれし槍撃~」も天井がかなり強力となっており、「天井到達=全回転フリーズ(紫7・冥王・GODが1:1:1)の仕様となっています。

この仕様だけを見たら、「天井狙いがかなり美味しい!」と誰もが思うことでしょう。実際に、天井狙いはかなり有効な立ち回りになるでしょうが、落とし穴が潜んでいるのも事実です。

前置きが少し長くなりましたが、今回の記事では、そんな「強力な天井の落とし穴」についてお話をしていきたいと思います。

到達しにくいからこそ強力な天井が存在可能

5号機のART/AT機では、強力な天井が存在する機種が沢山ありました。

「初代バイオハザード」「初代コードギアス」「初代スカイガールズ」などは、リアルボーナスを搭載したA+ART機の中でも強力な天井機能を搭載しており、「ミリオンゴッド凱旋」「ハーデス」などは、AT機の中では強力な天井機能を搭載しておりました。

これらの強力な天井機能を搭載した機種に共通しているのは、「天井に到達しにくい」事です。

リアルボーナスを搭載してるA+ART機なら、設定1のボーナス確率の4~5倍ハマり程度を天井として設けることが多いです。実際にボーナス確率の4~5倍ハマりは起こりにくいですし、そのハマってる間に出玉をある程度吸収出来ているので、強力な天井として吐き出すことが可能になっているとも言えます。

天井に到達しても条件がある落とし穴

天井に到達してもすぐに発動しないパターンや、天井に到達しても特定の条件を満たさないと強力な天井機能が発動しない機種には注意が必要です。

例を挙げるなら、5号機のA+ART機で登場した「初代blood+(タイヨーエレック)」がこれに該当します。

ボーナス間1000Gを超えると天井状態になりますが、第一関門として、リアルボーナスを引かないと天井の恩恵(ART当せん)が受けれません。

第二関門として、リアルボーナスであるBIGとREGを引いた際のARTゲーム数の振り分けに差があり、MAX1000ゲームのARTゲーム数が選択されるためには、REG成立時の50%に当せんしないといけません。

ART1000Gという魅力的なゲーム数をエサにしていますが、

・ボーナス間1000Gを超える
・REGを引く
・REG当せん時のARTゲーム数振り分け50%を引く

といった、ふたを開けるとハードルが中々高いものとなっております。

天井ストッパーの存在

リアルボーナスを搭載していて、ボーナス間を天井にしているA+ART機なら、レバー押下時のメイン基板で抽せんされるボーナスフラグのヒキ次第なので、天井到達はある意味ガチなので、天井ストッパーの存在は己のヒキと言えます。

一方で、リアルボーナスではなく、擬似ボーナスを搭載しているようなART/AT機には注意が必要です。

「特定のゲーム数に到達することで擬似ボーナスの抽せんをする」
「特定のゲーム数から擬似ボーナスが当せんしやすくなる」
「特定のゲーム数からCZが当せんしやすくなる」
ような仕様の機種は、天井ストッパー的な存在を意図的に作れてしまいます。

このタイプの天井ストッパーは、ある意味、当せんしやすくなる状態を回避し続けるヒキが天井到達を左右するとも言えます。

前置きでも挙げた6号機「スカイガールズ3」や「アナザーゴッドハーデス~解き放たれし槍撃~」は、この天井ストッパーの仕様を取り入れていることが容易に想像できます。

まとめ

強力な天井機能が搭載されている機種の裏側には、「天井到達が容易ではない仕組み(落とし穴)」があることを肝に銘じておきましょう。

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