あなたへの手紙2023年10月(新しい私として生きること)
たとえ、軽い風邪を引いた場合でも
療養した後って、
完全に元の状態にはならないですよね。
変な話、体が反応して、次の状態をつくろうとするわけですから。
これはあくまで私の場合、ということになるんですが
過去に病気から復帰したときに、
早く元にもどさなくては、と思うこと自体が
もうムリな話だったよな、と気づきました。
幼いころに植え付けられた
偉いとか、すごいとか、成功するとかを手に入れろという
世の中が決めた「いいもの」や「正しいもの」に
振り回されて。
それが本当に良いものなのかどうか、
検討するヒマもなくて
気がついたらそれを追いかけることにエネルギーを奪われて
違和感を覚えたときには
体調や状況に異変が起きてようやく
それが私の求める「いいもの」や「正しいもの」ではなかったとわかる。
私は、復帰して新しい命を生きる段階に入っても
しばらく世間の「あるべき」「しかるべき」と
自分が思う「こうしたい」「こう生きていきたい」という思いの間で
うまくいかないことに悩んでいた時期がありました。
スピード感や、空気感が
大きく違うことが息苦しくて、
それは、私が休んでいた分、体力が落ちているからだと思っていた。
それでも早く元に戻らなきゃと
無理矢理合わせることを繰り返していました。
先ほども書いたのですが、
その「早くもとにもどる」ことそれ自体が
もう難しい状態になっていた、ということなんですね。
症状の大小はあっても
何かしらの症状は
体が、「新しい生き方をしていいんじゃない?」
って教えてくれているんだと私は思っています。
あなたの体は、今何を言ってくれてますか。
今のあなたは、世の中のフツーにコントロールされてないでしょうか。