こんな時だから実は、という話。
私の体は、穴だらけなのです。
え、エロか?いやいや、エロなら、穴はひとつでいいでしょう。(趣味によっては3つかな)少なくとも私はひとつ。
最初は、虫垂炎。
これは、あまりにも普通。
それからしばらくして自転車で転けて救急車に乗ることになるのだけど、これは、まだ序章であった。
40過ぎてから右手首を粉砕骨折。
当然だけど手術。
先生は全身麻酔と言うだろうと思っていたら、早くしたいから局部で、ということでえらく時間のかかる手術を休憩を入れながら局部麻酔でやってもらったのだが、麻酔が頭に行かないように脇の下を絞めておくのだけど、これを1時間我慢した人はほぼいないということで、どんだけ全身麻酔が怖かったのか、ということをわかってもらい、次の抜釘のときも局部にしたけど、うまく神経に麻酔がヒットせず、何本も追加をしたので、翌年来る、親指のスジを切ったのを繋げる手術は、きょ…と言いかけたところ、「全身!!」と、勝手に決められてしまった。
全身麻酔は、先に色んな検査があるんだけど、いつもあの、肺活量のやつが、なかなか不得意で。
モニターに線がグラフになったりぐるぐるしたりと、これをクリアしないと、手術する先生が全身麻酔と言っても出来ないものはできない。
でも、抜釘のとき、可哀想だったから全身麻酔にしたのです。
この時は背中の麻酔はなかったので、チューと点滴で入れられたら知らない間に挿管されて、気がついたら終わって、管も抜かれてた。
なんちゅー楽ちんなんだー。次もなんかあったら全身ね!
なんて浮かれたもんだ。
私の整形の手術は、傷が癒えればリハビリをがんばれば治っていくものだったので、まだ、マシだった。
そこから次は内臓系。
あんまりに生理がひどく貧血が輸血手前くらいまできたのと、なんだか排卵痛が酷くて夜間病院に駆け込んだりしたもんで、検査したら結構大きな筋腫が。
そのとき43だったからまだ10年は生理があるね、ということで、腹腔鏡で切る事に。
その時は背中からの麻酔と鎮静剤で全身麻酔ぽく、やったから気がついたらベットに戻ってて。その時もまだ死ぬわけじゃないからまだマシだった。
そして、ラストは5つの穴をあけて取った大腸がん。
お腹だから筋腫とおなじかな?と思ったら全身麻酔。
しかも地域の根幹の病院だったから看護スケジュールもバッチリ。
でも、これが1番キツかった。内臓系はやはりしんどい。
でも、怪我じゃないものは、原因がわからない、し、自分のミスではない。
こればかりは諦めるしかないが、骨折に関しては、よくあの状況であそこまでと。
実は、バイクでこけて骨折したのだが、人には「家のそとの階段から落ちた」ということにしたのだ。
こんなことがバレたらくびになる。
コケた時、ものすごい雨だった。
緩いカーブを突っ込んで来た自動車にパニックブレーキを握ったところにマンホールがあり、それでこけてしまった。
相手には当たってないから1人事故のようなものだが、この場合相手が私のパニックブレーキを誘発してるのであちらにも、責任が出てくるのだが…
ここで警察呼んでバレるとどうなるか、
もし、この人から小銭を引き出せたとして、その先20年働くことを考えると、この人はそのまま帰ってもらおう、私は家の階段から落ちたのだ!ということにしてしまったわけですよ。
でも、実際、そのほうが色々めんどくさくなかったし、時期的に高額医療の範囲ですんだし。
そこから右手首は3回メスが入ることになりました。
お腹に筋腫の3つ
盲腸ひとつ
大腸がんの5つ
手首に12センチの傷
(実は、左手首に移植用のスジを取るための傷跡も)
旦那は、お腹で、北斗七星はできるんのか?と笑
それと、左右の、ピアスの穴。計14個
ほんと、穴だらけだ。
すごくあけたもんだ。
それでも生きている。
がんばろう。
ここまで来たんだからコロナに負けないように。
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