覚悟

キャプテンやごろうくんが言うところの覚悟ですが、どんな環境であっても自分のやり方を見つけて自分がチームを作るということなんだと思いました。

チームスポーツのプロとしての覚悟というのは、そこに大きな壁があるんでしょうね。
主体性をもってチームに臨めるかというところ、監督と対等にゲームについて話ができるようになること、そうでないとピッチの上で自分を表現することはできないでしょう。
監督の言うことをトレースしているようでは、試合に勝つことはできませんから。
覚悟というのは、監督、コーチに自分というものを認めさせる、というところなのでしょう。

だから、「どこのポジションでもやります」では、ダメなんです。
「お前を使いたい」と言わせないとならんのです。
それには、監督の言うことを聞いて練習していては、足りません。
それは、どんなきつい練習でも同じ。
そこに主体性がなければ何百時間やっても同じだと思うのです。

先日、壮也くんの練習を見て思ったのは「監督の言うことをよく聞いて試合に反映してるな」ということです。
監督の言うことは出来ています。
でも、まだ、「高橋壮也」は、出せていません。
それを出そうとするところでいつも大きな壁が立ちはだかります。

何も考えずにやりたいようにやれば、それが出てきます。
何試合も積み重ねて去年はラスト3戦で壮也のサッカーが見えてきました。
今年は一度もそれを見ることができませんでした。

とにかく感受性が強く、いろんなことを受け止めたところからアウトプットします。
故にどうしても頭から先に動いて身体があとになることが多くあります。
有り余る才能を考えることが邪魔することがあるんです。
でも、高橋壮也を、スっと、出すためには、たしかにこの身体がキツい環境が必要なのかもしれません。
そう思えば、移籍したことはおおきなプラスになるんですよね。
ただ、まだ、与えられている段階。
自分を出すところには至っていません。

ご機嫌な時は、まだインプット状態です。
これが自分を出す段階になると、大変です(笑)
今のようにご機嫌でお話なんてしてくれやしません(笑)
今の様子を広島の彼のファンが見て、「あれは、どうしたの?」と、言うわけです。
いやぁ、ありえない(笑)と。
ですので、なかなか、なかなか、なので、みんな苦労してきました。
ですが、それでも、壮也くんを応援しようと思っているところがまた、不思議なところで。

壮也くん、夢と希望はパンパンになるくらい持ってて。
七転八倒しながら挫けることもありながらも、その夢だけは決して諦めていないんですね。
今も大事だけど「俺はこうなりたい」と強く強く思っています。
そういうところを応援したくなるんだと思うのです。
がんばれ、壮也くん。
きっと、岡山でもたくさんの人が見てくれるでしょうよ。

しかし、こんなことを書いてたらまた怒られるなぁ(笑)



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