耳が痛い話。

その昔、良かれと思って、ほんと、ただ良かれと思って伝えすぎて怒られたことがありました。
伝えすぎる、というのは、私の良いところでもあり、真逆に悪いところです。
自分は言葉を諸刃のように扱う人間だと思います。
時にその刃物で美味しい料理を作るがごとく役に立てることを言えてることもあれば、背中からバッサリ切りつけるような事もあります。

それまで、当たり障りのない事を言っていたかと思うと突然、と言われます。
今夜もそんなことがありました。
たぶん、盛り上がって、きっと今ならと思ったのだと思うのですが、それはそれは、筋違いな申し出をされて、もちろん、できないと断ったのですが、さらにその理由として20年間心に閉じていた事を伝えたのです。
それは、向こうの家族が私にした良くないことだったので、言わずにいたのですが、その家族に私が近づかないことを、どう思っていたのか、なぜそうだったのかを伝えました。

ですが、私は旦那の両親と自分の両親と旦那と息子と、いずれ息子の家族になる子達を大事に思うのが精一杯と。
それ以上のはごめんなさい、と、始めて伝えました。

普段は、あまりそういうことを姑には言わないから、びっくりしたかもしれません。
いや、本当は、ちがうかも。はっきり言っていて、相談すればはっきりと答えを言うと思ったのかもしれません。
その関わりたくない家族のことは余分ですが、いずれ、この先伝えるか、我慢し続けるか決めないとならなかったので、チャンスといえばチャンスかもしれなかったですね。

そのあとまた他のところに電話して、話していたら、あんたは、だいたいはっきりものを言うからね、とか、ほんとにマイペースだからね、と、言われまして。

相手がどう取るかわからなくても選択肢を持って欲しかったのですが、真面目なんですよ。
いい加減に流せない。だから今、ヨーロッパでがんばってるわけで、あの時は受け止められなくて、怒らせてしまって、その頃この団扇をつくっていただいてて。

そこから当分話しを出来なかったし、悲しかったしで見ることが出来なかったんですが、岡山に行く前になんとなく、話ができるようになったのですが、つい最近までそっと、陰にかざってあったんですね。

片付けしていてでてきて。
なつかしいなぁ、と。
インスタのストーリー、タグつけて上げちゃおうかなー。

ふと、思い出したのですが、とある人が「ものすごくうざい性格」と言っていて、なかなかに癖が強いのですが、だれよりも、優しいんですね。
ほんと、あれだけ怒られたのに、結局、許してくれたのは、彼の優しさなんですよね。
だから、つっけんどんな態度取られても、根っこが優しいのを知ってるから応援したくなる、そういう人なんですね。

彼もよくしゃべるので、私と考え方は違っても、はっきり言うから嘘がないところがいいんです。
それ、人はそれにつきます。
どんなことでも、自分にも人にも嘘はあかんです。

そんな自分の心に従ってがんばる彼をネットでさがしてみます。

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