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私のお気持ち

最終戦に出たいのは1人だけじゃなくて
エディオンスタジアム最後だからというわけでもなく
その試合が自分のサッカー人生のターニングポイントになるかもしれない若手もいて。
温情とか演出とかでベテランを出した時、その当落ボーダーにいた選手は出場機会を失うわけです。
サッカーの実力でもないところで判断されることはあるのかもしれない。
昔、小野剛氏は、出場機会を欲して移籍する選手の最後の試合になる時は必ずベンチに入れて最後の10分だけ試合に出していた。
それは、移籍が決まっているから少なからず居るであろうその選手のファンのための出場であり、決して戦力として出場したわけでもない。
だからミスもするしフィットもしてない。
そういう姿を見せて納得させようとしたのかどうかはわからない。
だが、そういう事をする監督もいる、ということだ。

海外の話で戦力外で移籍するベテランがファンや記者を巻き込んで自分が出られるように仕向けて監督が根負けし本当に予定していた若手選手を下げてベテラン選手を出した。
その後、その若手選手も移籍した、という話も聞いた。
私はその選手のファンだったのでそんな事をするんだ理不尽だと思ったが、人の作るものなので、そういう事もある、という。

2013年の最終戦、鹿島での優勝決定戦、その年引退を決めたナカジさん最後の試合。
ラスト5分、なんとか出してあげたいと選手が監督に進言し出場した。
この日のサンフレッチェは鹿島がぐうの音も出ないほど強かった。
監督は最後まで渋っていたが、選手の後押しがすごかった。

と、あるといえばあるけど、移籍や引退があるのがわかってるから、普段は出られなくなっている選手の起用が許されるのであって、引退もしないし移籍もしない選手ならどんな立場であろうと選手全員同じ立場だ。

ただし、ワンチャンないわけでもない。
山崎くんは代表帰りで疲労があるだろうし、ほかにまだ痛めている選手もいるので、意外とベンチ入りするかもしれない。
そうなった時に準備を怠ってないというのが大事。
昔、ヤットさんが怪我離脱して、代表に選ばれた時もそうだった。
誰かが怪我して、自分が出られる。
準備をし続けて来たことでチャンスを掴める、と。

今も準備を怠っていない。
だから自分にも機会は回ってくる。
それでいいんですよね。
がんばれ、あおちゃん。

だけど演出や温情でもいいというのは
他の選手の事を考えるとやはりよろしくない。

きれいごとかもしれんけど
それで当日、当落ラインから落ちて
普段かすりもしないあおちゃんが入りましたとして
コッシーや棚田くんも日々頑張ってるのに
その意見が元で温情であおちゃんがベンチに入ったと、自分の応援する選手のベンチ入りが無くなったと、彼らのファンに思わせてしまうかもしれない。
あおちゃんのファンの人が喜んでも大勢の人が出場を喜んでも、青山は正当な評価でもない出場…とモヤモヤしながら、でも、あおちゃんが出て嬉しいと、嘘をついてくれるかもしれない。

それは悲しいこと。
どんな時も正当に評価されてピッチに立っている、もしくは立てなかった、と。
スポーツマンシップとして、そこに正義がなければスポーツとして存在する意味がないと私は思うのです。

いろんな感情あってしかりです。
それは自由です。

権威主義が横行する昨今だからこそ
スポーツだけでも、正当で正論な正義を
遂行できる場所であって欲しいと
私は思っています。


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