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もがいてるところで。

壮也くん、前節スタメンでしたが今節はベンチ。
金沢でのサッカーが認められなかったから、考え抜いて前節のスタメンを掴んだんだろうなと思ったところ、そうじゃないと思われたのでしょうか。

私的には、前節のサッカーでは、そうじゃないと思われただろうな、と、思い、昨日もスタメンだったらいいな、と思いましたが、嫌な予感の方が当たりました。
そもそも、スロースターターで、一試合では、いいも悪いもわかりにくい選手ですし、何試合か出てみて初めてほかの選手や環境に合わせられるという、もしかするとプロ向きじゃないのかなぁ、と思ってしまうところがあります。

広島にいた頃は、チームのサッカーに合わせるなんてことは、ほとんどしませんでした。
合わせないというのは、速いも遅いも自分のタイミングでしか行かないということで、戦術理解をしないということではなく、タイミングのことです。
ほかのメンバーが「タイミングをこうしてほしい」ということがあっても、なかなか合わせてくれないという(笑)
ほんとに周りの選手(柏くんともんちゃん)は去年大変だったんじゃないかと思うほどでした。
まあ、もんちゃんは、頭の血管が切れるんじゃないかと思うくらい毎試合怒鳴ってましたから。
(最終戦あたりは、壮也くんがもんちゃんに逆らってピッチでケンカになってましたけど笑)

ですが、これがタイミングを合わせようとすると、とたんに彼の魅力半減なのです。
直感で守備に走っていく、何本でもスプリントできるところ、ここぞというときに出てくる足で、去年のサンフレッチェは、幾度となく救われました。
彼の天然さなのかは、わかりませんが、ピーキーだったりイレギュラーだったりするところがチームにハマると、ほっといてもギャップが作れて相手を崩せるプレイができるんです。

それで金沢で見た彼をなんとか活かしてくれないもんかと、おもいましたが、さすがにそこまでの賭けはできないだろうとおもいました。

しかし、なかなか一筋縄では、いかないと思っていた彼が、なんと、このチームに合わせてサッカーをしようとしていると、見たのです。
だけども監督さんのかゆい所に手が届かなかったのか、昨日は、ベンチ。

試合に出るためには、自分を抑えてやらないとならないから、そうしたのに、なんで?と、思ってないかなと。

両極端なところがあって、合わせるといえばとことん合わせるし、自分がやると言えばとことん自分を出す。
こんなこと書いてるとまた怒られるかもしれないんだけど、両方のいいところを取るような、さじ加減があんまり上手じゃないんですね。

そういうところが見ている側としては、面白いんですが、プロでやる上ではどちらも持ち合わせていないとチームとして機能しないということがあるんですよね。
なかなかリアリストな監督さんなようなので、根拠の無いプレイについては認めてくれないと思います。
「なんとなく」なんてもってのほか。
どうしてそういうプレイに至ったのかを説明できないとならない気がするんです。

彼は、直感型なので、そこらへん、難しいことになってないかなと心配しています。
それでも、あれ以来「怒った」という話を聞いていないので、じっくり構えてがんばってるんだと思っています。

すぐ火がつくタイプなので、一度わーって思い始めるとなかなか方向転換できませんが、それがエネルギーになるところもあります。
それでも、あれだけのサッカーができるのですから、考えたことが表現できれば、すごいことになると、今でも思っています。

次の試合でまた使ってもらえるようにがんばってください。
その先結果を出せば、と。
ブロ初ゴールとかなぁ!
がんばって!壮也くん。

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