夜間取引 500円前後の下げ。SVBファイナルミルの悪影響が尾引くのか❓
今週のNY市場では金融株の動向や、利上げ見通しを巡り米2月消費者物価指数(CPI)などの経済指標に注目が集まる。先週はパウエルFRB議長の議会証言がタカ派的だったことで利上げの長期化懸念が強まったほか、SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレーバンクが経営破綻したことでリスク回避が強まった。
注目された週末10日発表の米2月雇用統計は、失業率が予想以上に悪化し、平均賃金の伸びも予想を下回ったことで3月FOMCでの大幅利上げ見通しが後退。しかしながら、シリコンバレーバンクが経営破綻したことで金融システム不安が相場の重しとなった。
今週はシリコンバレーバンクの経営破綻の影響が引き続き警戒されるほか、2月CPIなどの経済指標を受けた先行きの利上げ見通しが焦点となりそうだ。経済指標は14日に2月CPIが発表されるほか、15日に2月PPI、2月小売売上高、16日に2月住宅着工件数、新規失業保険申請件数、 17日に3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など注目度の高い指標の発表が続く。決算発表はレナー、アドビ、ダラー・ゼネラル、フェデックスなどが発表予定。
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