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AIを信用していいのか

皆さん、こんにちは。
NTTデータの北代です。

今週はちょっといろいろありまして、
更新がずいぶん遅くなってしまいました。

さて、最近、AIが身近になってきているのを
感じる機会が増えてますね。

ChatGPTなんかはそのいい例でしょうか。

エクセルマクロを作ってもらうとか、
ヤバいことをやっちゃった時に謝罪文を作って
もらうとか、とりあえずお願いすれば
それっぽいものをなんでも作ってくれる
便利なものという印象ですかね。

ただ、一方で、教育現場では
 正しい情報を教えてくれない
なんていう課題もあるようです。

Webで調べればすぐ正解が出てくるのに~
なんて感じですかね。

同じようなことが2000年代前半に
同じく教育現場であったような。。

専門書を読めばすぐにわかるのに、
 Webで調べた結果、答えが出てこなかった
 からわかりません!
と言ってきた学生を嘆く大学教官。。

まあ、時代は繰り返すものですね。

どちらにも共通して言えることは、
 新しい技術の特性を知らずに技術に頼ると
 誤った頼り方をしてしまう
ということですかね。

2000年代前半は、まだWebで十分な情報が
やり取りされていたとは言い難い時代かなぁ
と思います。

1993年のWorld Wide Webの誕生から10年後の
2003年の時点で、全世界の情報量は
 32EB(エクサバイト=100京バイト)
と言われていました。
それが、2020年では
 35ZB(ゼタバイト=エクサバイトの1000倍)
と言われており、2003年の1000倍以上の
情報量になっています。
(国立情報学研究所などの情報より)

今から見ると、やはり当時はWeb上を含め、
デジタル化された情報はそれほどなかったと
いえますね。

そんな時代でWebの情報がすべてと思うのは
Webの使い方を誤っていると言われても
仕方がないことで、簡単な情報をちょっと
調べる程度の使い方がWebの正しい使い方
だったのかな、と思います。

一方、現代のAIの使い方に目を向けると
どうでしょうか。

たとえば、カルボナーラの画像をAIに
読ませた時、その画像が
 カルボナーラの可能性:40%
 ナポリタンの可能性:30%
 ラーメンの可能性:10%
 ・・・
みたいな感じで、確実にコレだ!という
結論が得られるような状態ではない
というのが実際です。
(結論として、表向きには一番確率の高い
 カルボナーラが出てきて、正解を出せる
 かのように見えてしまいますが)

そんな状態の技術を使って得た回答を
真の正解だと思うのはさすがに行き過ぎ
だと思いますよね。

これも、20年後くらいになると、AIの出す
答えの精度が格段に上がり、
 まあ、AIに確認すればいいでしょ。
とか、
 AIに承認をもらったので大丈夫です!
という時代になるかもしれないです。

そんな未来を夢見ながらも、今時点での
AIの正しい使い方は、
 AIが答えを出してくれたので、
 チェックするだけで済んで楽だわ。
とか、
 AIがリコメンドするので、それにして
 みようかな。
という程度の使い方が正しいのだと思います。

いかがでしょうか。
共感していただける部分、ありましたか?

と、ここまで長々と書いてきたのを前提として、
私のChatGPTについての印象は、
 デジタルバイヤー北代を知らない時点で
 信用できんわ!
という感じですね。
(ワガママですみません。。)

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