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技術の民主化

皆さん、こんにちは。
NTTデータの北代です。

最近、暑い日が続きますね。
エアコンも売れ行き上々なのでしょう。

このエアコンですが、ほかの白物家電と比べて
決定的に違うところがあると思っていて、
かれこれ数十年、気になっています。

たとえば、テレビや洗濯機、冷蔵庫などだと、
配送業者さんが家まで持ってきてくれて、
置き場所を指定すれば、そこに設置してくれて、
コンセントなどをつなげば、すぐ使えますよね。

一方のエアコンは、購入時に調整した工事日に
工事業者さんが持ってきてくれて、
室内機の設置工事、室外機の設置工事、
スリーブ工事、配線工事、などなど。。
けっこうな工事を経て、ようやく使えるように
なります。

この、設置の手間が全然違うというところ、
なんでエアコンだけ?と、気になりませんか?

常々、
 エアコンって、いつまでたっても素人が手出し
 できない家電だなぁ。
 簡単に設置できるようにならんのかな?
と思っています。

このテの話、我々の業界でもちょっと前まで
普通にありました。

情報システムって、皆さんご存じの通り、
当社のような専門業者が作るものだったんですよね。

それが、ある時、そうでもないことになりました。

何がきっかけだったかというと。。。

そう、WinActorの登場です。

WinActorのような、ソースコードを必要としない
ツールの出現によって、「開発者」の幅が大きく
広がることになりました。

わかりやすい逸話をご紹介します。

 私が仙台にいたときに、一緒にプロジェクトを
 やっていたWinActor技術者の方と会話ですが。。

 技:RPA技術者検定のエキスパートに合格したんです!

 私:すごいですね!あれ、かなり難しいんでしょ?

 技:そうなんです。
   私、もともと総務で事務職だったんですけど、
   WinActorの導入をきっかけに勉強したら
   自分でシナリオを作れるようになったんです。
   しかもそのスキルが自社の事業に貢献するなんて、
   これっぽっちも考えたことなかったので、
   自分でもびっくりしてます!

という感じで、システム開発が、SEやプログラマー
といった専門技術者の、それまでの閉じた世界から
大きく広がりました。

WinActorの出現は、言ってみれば、「技術の民主化」
が成功した事例なのだろうと思っています。

昨今、DXが「技術の民主化」を進めるエンジンに
なっているのは間違いないので、DXの貢献によって
エアコンの設置も自分でできるようになってくれれば
いいのになぁ、とひそかに期待しています。


あ、ちょっと途中で触れましたが、
 RPA技術者検定 エキスパート
の第17回の試験が8/25~28で開催されます。

申込期間は7/26~8/9ですので、受検の準備を
進められている方はお忘れなく!


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https://nttdata-mp.com/

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