2020-2021養命酒POG 振り返り

お世話になっております!

このたび僕の周りの競馬に詳しいお兄さん達が5,6年前から楽しんでいた通称『養命酒POG』に本格的に参戦をいたしまして、ダービーが来週に迫るこのタイミングで1年間の振り返りをさせて頂きたく、こうしてnoteを書かせていただいております。

以下、簡単に養命酒POGのルールです!

・指名は全12頭、6月1週目~日本ダービー週までのポイントを競う
・同一種牡馬は3頭まで
・その年デビューの新種牡馬産駒を2頭以上指名

では、振り返りに参ります!
1年前の指名時のツイートを引用しつつ進行しますので、お目をかっぽじって御覧いただきたく存じます!

指名リスト

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1位 サトノレイナス(バラダセールの2018)

 戦績:4戦2勝(8,510pt)
 主な勝ち鞍:サフラン賞

 当初ドラフト1位にはシンハライトの子どもを予定していたのですが競合に負けて外れ指名、「ドラ1で牝馬か~~」と複雑な感情になりましたが、結果的にドラ1として文句なしの活躍でした。
 阪神JF、桜花賞とソダシに惜敗続きでしたが能力は確か。次走はダービーというビッグチャレンジになりましたが府中2400mの走りがものすごく楽しみです。

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この写真見てるとそのうち勝つんじゃないかって気がしますよね。オルフェーヴルの凱旋門賞みたいな感覚で


2位 ゾディアックサイン(レネットグルーヴの2018)

 戦績:4戦1勝(790pt)
 主な勝ち鞍:2歳未勝利

新種牡馬枠として昨年はやはりモーリス・ドゥラメンテだろうということでドラフトでも早い段階でこの2頭の産駒は指名されておりました。
その中で自分が選んだ決め手はこの動画でした。

跳びがでかい!指名確定!

と、堂々2位で指名したんですが、危なっかしすぎる気性が災いして未勝利勝ちに留まってしまいました。気性が危ない馬といえば芦毛のアイツを筆頭に好きな馬が多いんですが、ことPOGではもっと気性について優先度高く考えたほうがいいですね…。

ちなみに現在去勢手術を終え、夏に向けて充電中とのこと。
誠に不本意ながら昨年の一推しサトノゴールドくんに続き、セン馬枠(?)をしっかり確保する形となりました。


3位 ステラヴェローチェ(オーマイベイビーの2018)

(ちなみにデビュー戦は鼻出血で流れたのち川田になりました。サンキューユウガ)

 戦績:5戦2勝(9,980pt)
 主な勝ち鞍:サウジアラビアRC

欧州血統最高!欧州血統最高!

 ツイートの通り「バゴの最高傑作になるかもしれない」という評価先行で指名したのですが、早々と重賞勝ち、G1もなんだかんだ馬券に絡むなど想像以上の活躍で、今年のPOGのハイライトの1つでした。
 個人的には名手・横山典弘とのコンビが好きだったのですがあんな大人の事情丸出しの乗り替わりは引いちゃいますよね…?
 ともかく次走は日本ダービー、秋には凱旋門賞の登録も行っているようで本当にバゴの最高傑作になりえる器を持っていると思います。

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4位 グレナディアガーズ(ウェイヴェルアベニューの2018)

 戦績:6戦2勝(11,967pt)
 主な勝ち鞍:朝日杯FS

欧州血統最高!欧州血統最高!欧州血統最高!

3位バゴに続いて4位はFrankelの牡馬。よく上位でこんな指名してましたね…
ツイートにもある通りPOGの勉強を始めた初期から目をつけていた馬で、上位指名枠を使っても全然惜しくない馬だと思っていました。(手元のメモには「モズアスコットみたいにならないかな?」という馬鹿っぽい一言が書いてあった)

 最初の期待値に反して勝ち上がりに3戦と少し手こずってしまいましたが阪神1400mの未勝利戦を馬なりで勝つと、あっという間に朝日杯FSを制してしまいました。この時の2着がステラヴェローチェで、たかがPOGですが日本中央競馬会を制圧したような感覚になりました。
 NHKマイルは惜しくも3着でしたが、今後マイルもしくはスプリント路線で主役になってくれることを期待しています。

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5位 アカイトリノムスメ(アパパネの2018)

5/23現在でまだ武士沢は乗っていません。乗せてなるものか。

 戦績:5戦3勝(6,620pt)
 主な勝ち鞍:クイーンC

 バゴ、Frankelと来たのでディープで堅実なやつ…という狙いが完璧に決まりすぎて自分が怖くなってしまいました。アパパネの子どもは前年にラインベックを応援していたこともあり、2年連続でアパパネに支えられた形になりました。
 新馬戦を堂々1番人気で7着惨敗、「おお、もう…」と絶望しかけましたが、その後は3連勝で重賞制覇(やっぱ国枝厩舎って神だわ)。
桜花賞こそ4着に敗れたもののオークスでの逆襲に期待が持てます。
 当初は指名する気のなかった馬でしたが、今やアパパネの子を指名しないPOGが考えられないほどになってしまいました。なお今シーズンのアパパネはお休み

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6位 サトノペルセウス(ダンサーデスティネイションの2018)

 戦績:未出走(0pt)

謎の多い子、謎のまま終わる。

 入厩しては放牧を繰り返して気づけば5月になってしまいました。
個人馬主なので特にこれといった情報が出るわけでもなく、ひたすら退屈に時が過ぎてしまったな…と。やっぱりPOGはクラブ馬が面白いよな、とちょっと思いました。


7位 ヴィゴーレ(ヴァイセフラウの2018)

 戦績:9戦2勝(2,010pt)
 主な勝ち鞍:つばき賞(芝1800

こいつ何を見て短距離枠で指名したんだ…?

 昨年のPOGを葵ステークスの差で負けた反省から短距離馬を指名したかったのですが結果としてマイルより短い距離は走っておらず、これはシンプル見る目がなく反省事項でした。
 ただやはりキズナ産駒の安定感がしっかりと作用してこの馬も堅実に期間内で2勝してくれました。今後も息長く走ってくれそうな1頭です。


8位 アイリッシュベル(ベルアリュールⅡの2018)

 戦績:4戦未勝利(0pt)

 ステイゴールド系の馬たちがゴールドシップをはじめ好きだったのでオルフェーヴルも狙いたかったんですよね…。
 結構このときの自分なりに血統を勉強した成果としてオルフェ×ミスプロ系牝馬という狙いだったんですが、まだまだ修行が足りなかったです。
あとは400kg前後という馬体も影響したような感じもあり、やはり牝馬でもある程度の馬格は必要なんだな、と結果には結びつかなかったものの色々と勉強になる指名でした。
(この半妹が超評判いいけどどうする?これからPOG経験を重ねていくとこういうのめちゃくちゃ増えるんだろうな)


9位 テーオーラファエロ(ハッシュバンバンの2018)

 戦績:3戦1勝(591pt)
 主な勝ち鞍:2歳新馬

 この辺りから自分の趣味が全開の指名になっていて、これはこれで楽しいんですがポイント的には苦しい感じが続いています。
 社台のゴールドシップ産駒でこの時期の栗東坂路で1番時計を出していて大物の匂いを感じていたのですが、故障や競争中止などが重なってうまいこと力を出せなかった印象。ただすんなり新馬勝ちできるあたりハッシュバンバンは良い仔を出しますね。
 個人的に社台×ゴルシ×須貝厩舎がとことん合わないので、今後もゴルシは岡田軍団を信じる方向で行きたいと思っています。


10位 ウインルーア(コスモエルデストの2018)

 戦績:7戦1勝(510pt)
 主な戦績:2歳未勝利

 ここから怒涛のウインゾーン。調教師からは「将来はオークス」など景気のいい言葉が出たり、未勝利戦であのアークライトに完勝するなどもしかしてこれは…?と思いましたが、その後は思ったほど馬体の成長がなく何とも言えない成績になってしまいました。
 アイリッシュベルもそうでしたがこの馬もかなり小柄で、やはり一にも二にも馬格なんだな…と思い知らされました。特にゴールドシップ産駒は馬格のある馬がしっかり走っている印象があるので、今年の指名もそこは意識したいところです。


11位 ウインアキレウス(ウインアキレアの2018)

 戦績:5戦1勝(1,157pt)
 主な勝ち鞍:3歳未勝利

このPOGでスクリーンヒーロー産駒に行くつもりはまったく無かったんですが、オークスのウインマリリン&マイティーコンビに魅入られて行ってしまいました。
 牧場での評価は高かった1頭ですが体質に弱いところがあり遅めのデビューになりましたが新馬はチューリップ賞勝ち馬のエリザベスタワーの2着と健闘、その後の未勝利も勝ち上がり2勝目も見ている限りそう遠くはなさそう。
次走5/30中京ダート1400mで鞍上松若くんですってよ!(私信)


12位 タイトルホルダー(メーヴェの2018)

 特大ホームラン出ました。

 戦績:5戦2勝(12,900pt)
 主な勝ち鞍:報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)

今年のPOGが面白かったのは間違いなくこの馬のおかげです。
 そもそもの指名のきっかけとしては半姉メロディーレーン、そして姉より100kg以上も重い恵まれた馬体、「スマートファルコン、マツリダゴッホ以来に岡田スタッドの坂路を山頂まで駆け上がっていった」などのパンチあるエピソードの数々でした。かといってPOGでは狙いづらい非ノーザン・新種牡馬ドゥラメンテということもあり、ダメで元々、ド派手に三振してやろうという気持ちで最終12位で指名をしました。

 東スポ杯、ホープフルと2歳王者ダノンザキッドの後塵を拝す形になりましたが報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)でしっかりとリベンジに成功。皐月賞も人気以上の頑張りで2着と健闘しました。
報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)の好走馬は皐月賞にはあまり絡んでこないという風潮がありますが、中山2000の鬼田辺裕信と共に粘りを見せ、報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)優勝馬としての意地を見せてくれました。
 次走は日本ダービー。報知杯弥生賞ディープインパクト記念(皐月賞トライアル)や皐月賞のようにマイペースな逃げに持ち込めばより勝負になると思いますし、最内枠に入ろうものなら貯金をすべてぶち込みたい。自分の競馬人生の中でも特別な馬になっていくと思います。

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武史、ダービーはタイトルホルダーに乗るわけにはいかないか?


総評・来季に向けて

以上、全12頭を振り返りましたが今年は上位指名がしっかり走り、かつ最下位指名のタイトルホルダーが大暴れしてくれたので、1年ずっと楽しかったです。特にうれしいのはバゴやFrankel、岡田スタッド生産馬など主流ではない馬が活躍して高ポイントに繋げられていることですね。来季のPOGドラフトは来週に迫っておりますが、やはり欧州血統や非社台系などの傍流から当たりを探すのが自分にとっての楽しみだということを実感したので、引き続き第2のステラヴェローチェ、タイトルホルダーを探す旅となりそうです。

 振り返ってみて気づいた点としては、本格的に自分で馬を選んで指名するPOGが初だったので、色々と怖いもの無しな指名をしていたな、と感じました。段々と血統などの知識も増えていくことで大胆に行けなくなることも増えていくでしょうが、今年の出来すぎPOGが呪いにならないように、自分の心の中の栗山求としっかり折り合いをつけて、G1全勝・netkeibaPOGの景品を根こそぎゲットしてやろうと思います!

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