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第8回 有限会社キタ商事 荒川朋彦さん

〝地産地消〟な根強い地域にしていくには

 こんにちは~、北区盛り上げ隊です!
 今回は『有限会社キタ商事』取締役の荒川朋彦さんに取材に行かせていただきました!

有限会社キタ商事って?

 先祖代々まちづくりにルーツがあり、現在不動産会社として昔からある不動産利用の流れを現代風にアップデートされている。例えば、空き店舗を店舗として再生するのではなく、違う使い方で整備したり、空き地を整備して広場にしたりしています。


新大宮広場「空地から広場へ、みんながつくる新たな居場所。」

 この広場は、「すべての皆様がつくる新たな居場所」としてそれぞれ自由に御利用いただくことによって完成するコミュニティスペースだそうです。


新大宮広間

 新大宮商店街の様々な情報の集積地であるとともに、地域住民の交流の場として活用されています。


新大宮商店街の魅力は?

 新大宮広間を整備するときに、まずキャッチフレーズを考えました。
 「以前はよく利用したけど今なら何が買えますか。」という質問があったとすると、その答えが「昔ながらの良い品と最近は新しい価値観を売っています。」という商店街をネタにしたワードを考えた。
 具体的には昔ながらの八百屋さん、果物屋さん、肉屋さんが老朽化や店主の高齢化などにより潰れたり壊れたりしているが、Face to Faceで買い物できる良さを含め、全てが潰れたわけでもなく流行っているところもある。空き店舗には、思わぬ出店があり、例えば鍛冶屋やドイツで修行してきたパン屋など、消費主義的ではなく、自分のペースで自分の気に入ったものを提供したいスピリットをもった方が新規出店として集まった。これが少しずつ新しい価値観として表れている。それぞれが共存している流れが魅力かな。

その魅了を発信できていますか?

 商店街の各事業者が、そこまで手が回っていない印象がある。大きいニューウェーブに乗っかったような発信ができないないと思う。そういうところをこの新大宮広間や交流者のネットワークを使って内外に発信していく。
 実際にあったのが新大宮広場での出店店舗に看板がなく、傍から見たら何をしているのかわからないから、近寄りがたい。その部分をサポートして、発信していく必要がある。宣伝広告のような、失礼のないに丁寧かつスマートに伝えて、デザイン性も重視していろんな手段を考える必要がある。

新大宮商店街の目指している姿とは?

 〝新大宮商店街は新大宮商店街らしく〟

今後やってみたいことはありますか?

 商店街の南北の長い通りを使って、線的なイベントや自転車レースのようなことをしてみたい。

学生とやってみたいことはありますか?

 たくさんの人に動画を撮ってもらいたい。
 例えば、気になるお店やアルバイトをしているBくんにインタビューしたり(笑)
 イベントなどいろんな方に担ってもらいたい。
 各大学さんのゼミと個別で進めていて動画を作ってもらっている。
 受け入れる側として施設をベースキャンプとして提供している。

最後に…

 私は荒川さんとお話させていただいて、新大宮商店街はもちろん紫野エリアの地域愛がとても強いお方だと感じました。印象的な言葉だったのが「ナンバーワンよりオンリーワン」です。京都の中心地にある商店街には勝つことはできないかもしれない。しかし、ローカル性を生み出すことでナンバーワンにも対抗できると改めて感じました。
 私たちができることはちっぽけなことかもしれませんが、今後も関わっていきたいと思わせるお方でした。素晴らしい時間をありがとうございました。

北区盛り上げ隊  小川貴大