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第11回 京都あいらいふ店 鈴木考英さま

 皆さんこんにちは!北区盛り上げ隊です!
 今回は、新大宮商店街に店を構える「京都あいらいふ店」の鈴木様にお話を伺いました!

まごころサポートの事業内容について。

 シニアを対象に、シロアリ業者探し(金額をごまかしてだまし取る業者もあるため)、認知症の方のおうちにお邪魔してお話を伺う、シニアはスマホでの検索の仕方を知らない方が多いため、教える機会をつくるなどシニアの暮らしのお手伝いをコンシェルジュと呼ばれる地域スタッフがしています。つまり、昔は家族がやっていたことを代行して行っています。
 働いている人は、大学1年生~70代までの方が働いています。シニアでも元気な方は、働いています。また、男性より女性のほうがコミュニケーション能力は高いと思う。そのため、仕事一筋でやってきた人は定年退職後、孤独になる可能性が高く、そのような方々のための居場所として働く場を提供しています。

なぜシニアのサービスをしようと思ったのか。

 僕は元々新聞社で働いていました。地域では新聞販売店って今でもたくさんあります。この通りにも実は京都新聞の販売店があるのだけども、そこから夜中、人がバイクに乗って新聞を届けていくっていうビジネスが、ずっとあります。だけど、どんどん読者が減っていって、このままだと、ビジネスモデルとして終わっちゃうぞっていう時に、どうしたら、地域に愛されて、持続可能な新聞販売店ができるのだろうと思い、まごころサポートっていう、シニアの困りごとを解決するっていうそういうサービスに行きついて。
 わかりやすく言うと、そこに社会課題があって、シニアは 現在、昔だったら家族とか地域の繋がりで解決できていた困ることがたくさん解決されずに残っています。それを解決するために、まごころサポートというサービスを始めました。

なぜ京都そして、新大宮商店街を選んだのか。

 元々、まごころサポートの京都での活動は2021年の春からやっているので、一応もう2年半ぐらいやっています。だけど、やっぱりサービスの特徴として、シニアの自宅に行ってサポートするから、店舗がなくてもできちゃいました。店舗がなくてもできるのだけども、 シニアに優しい街づくりっていうところまでやりたいので、どこかに店舗を出したいと思っていました。
 それで、やっぱり人通りのある商店街に出したかったので、実は京都市内のいろんな商店街を回りました。そういう中で、ここもいいけど、どうしようかなって色々やっている中で「朝ごはん ふく」っていうお店の店主の平元さんと大宮交通公園で管理人もやっている十塚さんの2人といろんなご縁で出会いました。 あの2人が、やっぱりこの町に対する思いが本当に素晴らしいし、これは京都に限るはずだけども、地元の人って、外から入ってくるものに、壁を作ったりすることもあるじゃないですか。だけど、あの2人は本当にいろんな風を中に取り込みながら地域を良くしたいっていう思いを強く持っていて。 そこが僕にとってはとっても魅力的だった。この人たちと一緒にビジネスを通じてまちづくりしたいなってすごく思ったので、もう迷いなくこの商店街にお店を出そうと思いました。
 もっともっと人通り多いところもあると思うけど、本気でこの商店街含めたまちづくりをしようとして触れ合いに出会えたことと、 学生さんがいるっていうのはすごく大事なことだと思っていて、4年間ってこう変わっていくけど、やっぱりそこで真剣にやってね、よくわかんない話の取材するのってすげえなって。そこに面白い大学生がいるっていうことも魅力的だなと思います。

新大宮商店街の印象について。

 1番最初に来た時に、古いお店が多いと思いました。今回も、お店始める際、挨拶に行くと、うちは70年やっているよとか、90年やっているよとか、そういう店舗がたくさんあって、それはすごいびっくりしましたね。 とはいえ、じゃあ、次の世代に積極的に渡していこうっていう感じでもなかったっていうね。

学生とのかかわりについて現状と今後。

 今でもちゃんと連携しているところはまだ佛教大だけで、 僕としては、いろんな大学と連携したいなって。社会に出る前に、どんな経験したかって、学生にしかできないその立ち位置とか、社会人になっちゃうと難しくなるのがたくさんあるのですよね。このサポートって、本当に 皆さんが、その1番遠いこのシニアっていう、しかも1人1人いろんな人がいて、金持ちやったりとか、鴨川で野菜洗っているようなぐらい大変な思いしたりした人とか、いろんな人がいるのですよ。そういう方たちと喋ってみるって、めちゃめちゃ面白い。
 学生って、人と出会う場所っていうと、大学の中やバイト先に限定されていってしまうので、そういった場所が増えていくことによって、学生としても、他の方との関わりの場として、これからどんどん使われていくのかなって。
 今後、僕らが提供できることっていうのは、やっぱりシニアのお困り事を解決するっていうことを実際に一緒に皆さんに体験してもらうことなので、そこを通じて、人とのコミュニケーションとか、1対1は難しかったら、チームで対応するとか、そういうコミュニケーションとか、あとはチームワーク、チーム作り、そういうところをまごころのサポートを通じて、学習してもらえたら嬉しいなって思いますね。
 社会に出ても、やっぱり結局自分の能力、スキル、あとはチーム力、このどっちかで課題解決していくので、どっちも成長できる場だなっていう。ある意味で言うと、その大学のゼミのような形で、みんなで取り組んでいくみたいな感じですかね。チーム力っていうと、例えば、1つサポートチームを作って、5人のユニットで、 50人のシニアをサポートしていくみたいな。1対10じゃなくて、5対50。得意な分野で、自分はこの50人と関わるよとか、自分はやりたいことで50人と関わるとか。5人揃って。力強いチームなっていって。結果1人1人が1人と向き合い、良いサービス価値を提供できるみたいな。 それを1つのゼミと一緒にできたら面白いな。こっちがやってほしいことをやってくださいじゃなくて、どうやるかというところから僕らと対話をしながら、これからもチームはこういう方針で、 サポートしていきます。 そういう風に、権限と役割を持てるようなチームを全体でできたらいいなと思います。


 今回鈴木さんを取材して、とても熱い思いを抱いている方だなという印象を持ちました。取材の中で、ゆくゆくは、飲食、スナックやバーをするなどいろいろな人の夢を叶える場でありたいとおっしゃっていて、地域、商店街をよくしていこうという気持ちがとても伝わってきました。また、勉強会を開くなどイベント開催にも積極的で、僕たちもいつか一緒に活動できたらと思います。

北区盛り上げ隊 奥山凌太