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読書備忘録22

この本に求めていたコト

仕事やキャリアにすぐ生かせる思考法を知識として習得できること。ちきりさんの本は⑮でも書いた「自分の頭で考えよう」が初めての出会い。読み終わった時の印象は、この人、めちゃくちゃ頭を使って生きていて、自身の思考法のアウトプットがとてもシンプルで凡人でも実践しやすくわかりやすい解説をしてくれる方だと感じた。それ以来、ちきりんさんの著書は読んでいる。

感想

論理的思考×マーケット感覚
論理的思考は重要だが、世の中は論理的思考だけで動いているわけではない、というところに、納得した。ごもっともです。
日本は、よくも悪くも先進国。すべてのモノ・サービスに値札がついており、消費者はその価格を受容して購入しているケースが多い。しかし世界に目を移すと、値札がなく、交渉してモノ・サービスを購入することもある。この時の交渉の手法としては、何の基準も持たずに、とりあえず値段を吹っ掛けることになると思う。なんの疑問も持たなかったけど、これって確かにおかしいなと。何をもって自分は価格を決めるのか?その判断基準を作るための価値の基準の考え方がとても学びになった。

ちきりんさんの本は、ノウハウも教えてくれるが、この本と前回読んだ自分の頭で考えように共通することは、自分の判断軸を持つ重要性。そのヒントが、ちきりんさんの本の特徴のように感じる。

特にこの本では、何をもって価値を決めるのか?価値が決まるのか?そもそも、市場で取引されている価値は何なのか?を考える癖をつけることが重要であると私は受け取った。普段何気なくモノやサービスを買うときに意識して考えてみる。

キャリアにおいても、マーケット感覚は重要だ。私は自分に取り立てて強みや置かれている環境の良い部分に目がいかないネガティブな思考を持っている。でもネガティブでは始まらない。実は強みになるものを持っているかもしれない。とある市場ではとても重宝される価値を生み出す環境に身を置いているかもしれない、と自身を振り返るきっかけになった。

この本は良本。考え方としてずっと身に着けておきたい大事な考え方が詰まっていると思う。普段忘れることもあると思うから、この本は目立つ場所に置き時より手に取るようにしたい。


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