[新築] 平屋は2階建てに比べて高いってホント!?

最近人気の平屋ですが、新築の場合平屋の方が高くなるという話を聞いたことはありませんか?
そこで平屋と2階建てを比べて、実際どちらが得なのかまとめてみました。

平屋が高いのは坪単価

平屋と2階建てを比較した場合、当然ですが平屋の方が屋根と基礎の面積は多くなります。
逆に総2階建て(1階の床面積と2階の床面積がほぼ一緒)だと極端に言えば2階部分の屋根と基礎を減らすことができます。
従って、坪単価になおすと平屋の方が高くなります。

しかし、家の金額は坪単価×坪数で計算されます。
間取りにもよりますが、平屋は階段がなく、廊下も少なくて済む為、坪数を削減できるという特徴があります。

仮に、同じ3LDKだとして、平屋の坪単価が60万円、2階建ての坪単価が50万円だとすると
平屋 25坪×60万円=1500万円
2階建て 28坪×50万円=1400万円
なんと、なんと平屋の方が100万円も安くなる結果になります。

一概に平屋だから高いというわけではなさそうですね。
では、どんなときにこのような結果になるか次で詳しく見ていきましょう。

3LDKまでなら平屋 4LDK以上なら2階建て

平屋が2階建てに比べてお得になるのは坪数がキーワードでしたね。
結論を言うと、3LDKまでなら平屋の方が安く、4LDK以上なら2階建ての方が安く建てれます。

なぜなら、平屋で3LDKまでなら廊下が少なくて済み、坪単価の上昇分を坪数がカバーできるからです。
逆に、4LDK以上だと平屋でも廊下が多くなり、2階建ての坪単価の安さに軍配が上がります。
また、平屋は2階建てに比べて1階部分の床面積が多くなるので、土地を所有していない方であれば、建物が大きくなればなるほど土地の購入金額も増えます点にも注意が必要です。

3LDKといえば、夫婦2人暮らしか夫婦+子供1人が暮らしやすい間取りです。
夫婦+子供2人以上の家庭の場合、2階建てにした方が住みやすいし、平屋に比べて建築費がお得かもしれません。

光熱費は平屋の方が有利

冬のエアコンを使用した光熱費を比べた場合、平屋は階段がないので温めた空気が上へ逃げることがありません。
また、廊下が少ないワンフロアの構造なら各部屋の温度差が少ないことが平屋のメリットです。
少ないエネルギーでより効率的に家を温めることが出来るので、平屋は光熱費の面から考えると優れていると言えます。

ハウスメーカーは2階建てを売りたい

平屋が気になって営業マンに相談したら、やたらと2階建てを勧められた経験はありませんか?

ハウスメーカーからすると2階建て(規格住宅)をたくさん建てた方が儲かるからです。

ハウスメーカーの多くは30代の子育て世代(いわゆる一次取得者)に焦点を絞った商品づくりをしています。
さらに、間取りを一切変更出来ない規格住宅を採用していハウスメーカーも増えています。
大工さんの効率や材料の発注を考えた場合、同じ建物を何棟も建てた方が利益が出るからです。

しかし、家族構成の多様化や老後環境を考えて平屋の需要が高まっているのは事実です。

まとめ

平屋は坪単価は高いけれど、坪数は抑えられるという特徴があります。
また、ワンフロアの構造なので光熱費も安くなります。
特に2人や3人暮らしで、無駄なくコンパクトに暮らしたいという方におすすめです。
少しでも気になっている方はぜひ一度、平屋を検討してみてはいかがでしょうか?


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