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スズメバチ駆除業者

よく聞くのですが、いい加減なスズメバチ駆除業者が多いという話し。

春日部の蜂蜜は、商品名でもあり業者名としては「みどり産業」という会社で養蜂をしています。みどり産業というのは、スズメバチの駆除を生業としていて、収入のすべてをスズメバチの駆除で賄っています。

日本でスズメバチハンターといえば、みどり産業です。

と言い切って良いほど、スズメバチの駆除をします。駆除業者に来てもらったものの、失敗をして駆除に行ったり、高額請求がという話しを現場でちょいちょいと聞くことがあります。

例えばですが、検索で上位に来る大手の会社の場合、検索でHITさせて登録をした業者に仕事を丸投げしている場合があります。駆除4000円〜とかそういう金額記載が多かったりしますが、よく考えてみてください。

近い現場だとして移動時間が30分〜60分。駆除はアシナガバチと小型スズメバチなら30分。60〜90分(帰り道は抜きとします)を時給3000円で考えた場合3000円〜4500円。実費として車が必要で車代として3000円〜5000円を実費として考えるべきでしょう。道具代としても3000円〜5000円程度を一軒に割り当てられると楽です。つまりは9000円〜120000円は正常にかかるわけです。ギリギリで考えた場合です。

5000円程度は片道交通費と、検索HIT費用で溶けて消える金額ですから、10000円以下で記載がある場合は大抵嘘くさいと思っています。水道の5000円も片道交通費のお値段だったりもして、書き方なのでしょうが僕は最低金額だけ記載をしているのは不誠実極まりないと考えています。

不誠実極まりないと考える記載方法の方が、消費者の方が引っかかりやすいというのも事実です。ある程度の知識を持って判断をしないといけません。賢い消費者になるべきだと考えています。

実費と減価償却費プラス、人件費は3,000円〜5,000円で正常範囲。

人が作業するもので、爆発的に安いものはいかがわしいと思ってください。

宣伝をするなら、みどり産業は蜜蜂の駆除を2万円、オオスズメバチも2万円程度。継続して営業している業者としては日本最安値ではないかと思ったりしています。安さの理由は、この2種類は趣味の範囲なので、自分たちの持ち出して遊びでやっています。

オオスズメバチは、幼虫から成虫まで農薬や殺虫剤を使わないで駆除するみどり産業としては、昆虫食用に売れるのでそこでも利益が出ます。
蜜蜂は完全趣味というか、ニホンミツバチを捕まえられるので重宝しています。

最近増えてきたスズメバチ駆除業者

特に統計を取っている分けではありません。勘ということになりますが、本業で利益が出にくく、利益が出るとスズメバチ駆除に手を出している業者さんが多いのだろうと思います。
鍵業者さんと同じで、困っているときなので、高額請求でも諦めざるを得ないという状況を利用した作業だろうと思っています。

いくつかスズメバチ、アシナガバチの駆除で大事なこと。

ゴールデンウィークあたりから巣を作り出すと思っていてください

この時期に見つけられると、自分でスプレーで撃退も簡単です。アシナガバチの場合、ゴキブリ用でもいいので、冷却タイプのスプレーのほうが楽に駆除できます。1000円くらいのスプレーです。

梅雨の間、庭への出入りが少なくなると、気づくと巣が大きくなっています。

梅雨明けに気づいたら巣があったという場合が多いです。梅雨前に前年度巣をつくった場所があれば、殺虫スプレーをかけておくと、匂いを嫌って作らないことがあるので、気になる方はそうしてみてください。

コガタスズメバチの場合、まずトックリ型の巣を作ります。

トックリ型の巣には最大でも5匹程度しかいないだろうと思われます。これも自分で殺虫スプレーで撃退可能と思います。

丸いボール状の巣は成虫の数がそこそこいますので、業者に依頼したほうが危険がないと思います。

小さければ小さいほど、駆除費用は安いので早め早めの対策が良いと思います。ほっておいて、大きくなると手がつけられなくなりますが、小さいうちは無視していると問題ないので、無視しやすいのでしょう。無視しても大きくなったら無視できなくなります。

業者探しは役所に聞いてみてください。インターネットの方が早いとか比較しやすいとかメリットは多いですが、上級者のもので、初心者にはおすすめしません。

役所には登録業者のリストがあります。評判悪いと紹介されませんので、インターネットで検索するよりも安全に業者を探せます。東京23区にも、埼玉県にもありますので、日本全国あるはずです。

キイロスズメバチの小さい巣は、引っ越し最中ということがあるので要注意です。

特に厄介なキイロスズメバチ。本当に危険なスズメバチだと思います。好戦的で神経質、数も多いので手におえません。
この蜂、本巣という最初につくる巣はゴミ山の中とか、竹の中とか見つけにくい場所に巣を作ります。数が増えると軒下などに働き蜂が巣を作ります。このとき、巣を作っているだけで、実際の巣が別の場所にあります。7月前のキイロスズメバチで小さい巣は、まだ引っ越しが終わっていないことが多いです。

引っ越し先を壊しても、実際の住まいには影響がありませんので、その場所か、少しズレた場所に再建をします。専門業者出ない場合、生態を理解していないので、二度駆除、三度駆除になり損をします。

巣のある場所に向かって殺虫剤を吹きかけて出入りする穴を塞ぐという、何とも言えない駆除をする方がいますが、これも駄目な方法です。

実際、木の洞に蜜蜂が入り込み、木の穴から殺虫剤を入れて、穴を塞いで8万円。2週間後にまた出入りが増えて、またやってもらって8万円。さらにその後、出入りが増えてまた8万円。結局、僕が行って駆除して3万円という。無駄な20万円を支払った方がいました。
スズメバチもミツバチも一緒です。巣を嬢王蜂ごと処理をしなければ再建しますので、遠くから薬を撒いても何ともならない場合があります。

スズメバチは危険だが、自然界で自分より大きな相手に、勇猛果敢に向かって行って捕食するという行動はあり得ない

巣に近寄らないということだ大事で、ただ飛んでいても攻撃をされることはありません。手で払う、強すぎる香りとか、興奮する材料をこちらが持ち込まなければ、向こうも自分の餌を探しているだけで終わるはずです。落ち着いて行動しましょう。そっと素早くその場を離れれば良いだけです。

生活動線上に巣がある場合は駆除。導線上になければ冬になると死んでしまいますので待ちという手段もあります。

スズメバチは冬になると死にます。嬢王蜂は越冬します。冬になればカラになりますので、冬まで待って取り払うという手段があります。同じ巣の中で越冬はしません。稀にお馬鹿な奴が残っている場合もありますが、嬢王蜂は逃げるという行動を第一に選択すると思います。

要注意なのは巣にオオスズメバチが攻撃をした場合。

ミツバチ、スズメバチ、アシナガバチと全ての蜂の巣に対して、オオスズメバチは秋以降攻撃を仕掛けます。攻撃された蜂はとにかく応戦しようと気が荒いので近づくとすぐ刺されます。
一日でオオスズメバチに全滅させされますので、一日か二日様子を見ると何もいなくなる場合が多いと思います。特に問題なければ無視してください。通行人が刺されたりする危険もあるので、そこは注意をしてください。
通行人11人刺されて、4人緊急搬送という事案もありますので、襲われている蜂の攻撃性は要注意です。役所にその旨伝えると飛んで来るのではないかと思いますが。ミツバチは大人しく全滅するか、逃げるかするので周囲に危険はないのだろうと思いますが、蜜の関係かオオスズメバチが長期間足繁く通ってきますので注意が必要です。
そばに寄らない程度でスルーしていると、しばらくすれば来なくなります。

最後にまとめます

  1. 巣は小さいときほど費用が安い。後々大きくなる可能性があるのならば早めに無くしてしまおう。

  2. とりあえず、役所が開いている時間であれば役所に電話をしてみる。

  3. アシナガバチなら最大2万円、スズメバチなら最大8万円辺りで通常業者なら見積もり収まるはず。

  4. GWあたりから用心をする。

  5. 殺虫剤を入れて穴を塞ぐだけの業者は信用できない。
    巣をまるごと除去してもらうのが基本。

  6. 生活動線に関係ない巣はスルーしても大丈夫。巣に近寄らないが基本。ただし、蜂の生活動線もあり、蜂の生活動線と自分の生活動線が交わる場所は要注意(蜂が巣から飛び立つ方向は大抵決まっている場合が多い)。

  7. 上下左右に動くものに興奮する(特には上下運動)。手で払うという動きは蜂が興奮するので絶対やらない。
    巣を揺らすと大興奮するので絶対に揺らさない。
    巣に近寄らない。

  8. 殺虫剤は死ぬまでのタイムラグがありますが、凍らせるスプレーはタイムラグなく瞬殺してくれる。

  9. 刺された跡を時分で処理する場合、素早く、流水で流しながら刺された箇所をよく絞り、毒液をできるだけ洗い流す。具合悪い場合は早急に病院へ。

  10. 可能であれば危ないので人に任せてください。


養蜂とあわせて、駆除の話も機会があれば書いていきたいと思っております。

※誤字脱字、ご容赦ください。

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