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止まない雨に寄せて。七夕のあの二人は十日後の今、函館二歳Sに何を思うのか。

人と人、特に男女が離れ離れになる原因は星の数ほどある。

織姫と彦星は、お互い勤勉であったのに夫婦になったことで怠惰になってしまい、それが原因で天帝によって天の川を隔てて東西に引き離されてしまう。

まあ天帝からしたら織姫は自分の娘な訳で、いくら言っても空返事で働こうともしない彦星を引き離すという行動に出るのもわからなくもない。

しかし二人は悲しみにくれ、さらに働こうともしなくなってしまう。

余計に彦星の牛は病気になるし、織姫が織っていた天の服もボロボロになっていく。

これに困った天帝が、毎日真面目に働くなら7月7日だけは会わせてやると約束をすると、やっと二人は真面目に働くようになった。

これが牛郎織女、所謂七夕伝説だ。

やっぱり遠い昔から人間は鞭だけじゃ頑張れねえ、飴ちゃんがねえと日々の生活に気合いが入らねえんだろうな。

かといって鞭があるかもしれないという恐れがなければ怠惰になってしまう。

そんなところだろう。

さて、七夕から十日が過ぎて織姫と彦星は気合入れててめえのやるべきことってやつをやれているのだろうか。

この長雨を見ていると、もうつらくなっちまってやつらが毎日泣いてたりするんじゃねえかって俺は心配してるよ。

楽しいことがあったからこそ、その後には寂しさが訪れるものだもんな。

まるで花火大会の後の真っ暗になった夜空、夏休み明けの月曜日、空瓶になっちまったジャックダニエルもそうだし燃え尽きたジョイントだってそうだよ。

突き詰めていけば人生そのものがそう。終わりのないものはない。

宇宙だっていつかは終わるし、リア・ディゾンだってもう見かけない。中居くんに手越くんだってもうジャニーズじゃない。

そう考えると、織姫と彦星は年に一度のお楽しみのためだけに日々を頑張っているだけなのだろうか。

最初は天帝に飴と鞭で躾けられて頑張るようになっただけの二人でも、そのうちに自分たちにもいつか終わりが訪れることだって意識しはじめるだろう。

七夕はあといくつ自分たちに訪れるのか。それを考えると、彦星はとても悲しくなる。

決められたルールとはいえ、愛した女にあと何度会えるかもわからない、どうしてそんな条件に従ってしまったのか。

そう考えると、男のくせに涙が止まらない。

次の七夕を天帝の言いなりにおとなしく待つのか、それとも別の生き方を探すのか。

自分の父親を彦星が憎みはじめていることを知った織姫の頬にもそれは涙が伝う訳で、それが最近の長雨の原因なのだろう。

そんなことをふと考えてしまった7月17日21時。

どうよ?何言ってるかわからねえって言うんだろ?

大丈夫だ。俺もよくわかってねえ。

つまり、七夕賞を当てたからって緩んで暮らしていちゃいけねえってことだよ。

次の週こそが重要になるんだ。

だってそうだろ?例えばだぜ、明日の函館二歳Sだって、俺はあと何度予想出来るのか。そしていくつの的中が出来るのか。

そう考えちまうとやる気スイッチを誰かに押された気分で、そして俺はこのよくわからない序文を書いていたんだ。

まあ平場のレースひとつにしたって同じレースは人生において一度もない訳で、どうしてこのレースを例に挙げたかって話にもなるよな。

それは簡単な話。

去年すげえの当てたから俺にとって印象深く、縁起もいいってことよ。

人生何が起こるかわからないものだが、俺はこの高額的中によってこの日刊SPA!から原稿料のゼニまでもらってG1のコラムを書いちまってるっつうんだから事実は小説よりも奇妙なもんだろう。

当然今年も当てたい。

それをもう誰の話題にも上らねえ天の川の両サイドにいる悲しい男女に捧げるぜ。

函館2歳S
15:25発走 / 芝1200m (右)

人気薄が一頭絡むんだよな。

それらは全て3角4角ともに5番手以内の馬。そのデータ通りに逃げ先行の馬がいい。

ただこんなのはレースが終わってからの結果論的なデータであって、ほとんどが二戦目のここで誰が先行して誰が控えるのかという隊列読みをするのはなかなか難しい。

ただ過去10年で、前走4角で4番手以下だった馬が馬券にほとんど絡んでいないことからも前走の位置取りを額面通りに受け止めてしまうのも手だろう。

そして前走の上がり。前走上がり1位は複勝率も三割だし、上がり2位以内で前走4角で4番手以下まで広げると大体馬券になっている。

前走ダートはどんなによく見せても厳しく、距離は1000mより1200m、連闘も普通に馬券になる。

まず毎年絡む人気薄を5番人気~しんがり人気と仮定して何頭かピックアップ。

①リキサントライ⑧フォドラ⑬リンゴアメ⑭フォルセティと、前走ダートがどうかだがどうにも動きがいい⑩レディステディゴーの五頭が前に行けて上がりも使える条件にハマる。

次に上位人気から何頭か割り引く。⑥カイザーノヴァを前走の位置取りで切って、④リメスもカレンブラックヒルをこのレース相性悪いダイワメジャーと思って切る。⑫ルーチェドーロも前走ダートで割り引けば、軸は⑮モンファボリになる。

しかしこのレースは8枠が鬼門なんだよな。

ただ⑮モンファボリのスピードの絶対値はそれを克服出来る公算も高い。

もしこれが駄目ならば好枠で前走時計もよく逃げ切り勝ちだった③ラヴケリーが頭という馬券にしたい。カレンブラックヒルというのが気がかりだがこのレースはロベルト系は良い訳で母父がシンボリクリスエス。どうにかなってもという気持ち。

そして函館二歳Sの三連単平均配当は過去10年85,667円。

それなら手広くと三連単で80点のフォーメーションを組んだ。

絞りは馬連で4点。

買い目はこの記事が333スキ以上、もしくはnoteのフォロワーが11111人(現在10573人、もしくはこの投稿が777RTになったら以下に公開する。そうじゃなければ新宿租界限定となる。

買い目

三連単F

1着
3/15
2着
1/3/8/10/12/15
3着
1/3/6/8/10/11/12/13/14/15

馬連絞り③-⑭⑮/⑩-③⑮

これで行く。


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