見出し画像

喫茶店とカフェの違いとは?

チョコバナナアイスを食べる時、周りのチョコレートから食べていた喫茶店好きな関西人です。
#大人になってからやると注意されそう

さて、前回の記事で「私が行ったことのある喫茶店について紹介していく」とお伝えしましたが、「そもそも喫茶店とは何なのか?」ということをお伝えした方が、これから喫茶店に行かれる方にとっては良いのではないかと感じたため、今回は『喫茶店とカフェの違いとは?』についてお話ししていこうと思います!

個人的にオシャレで明るいお店が「カフェ」、昭和レトロな雰囲気のお店が「喫茶店」というようなイメージが強かったのですが、明確な定義があります。
なので、『喫茶店』と『カフェ』の違いについて説明していきます!

喫茶店

まず初めに『喫茶店』から見ていきましょう。
Wikipediaには、下記のように記されています。

<概要>
喫茶店とは、コーヒーや紅茶などの飲み物、菓子・果物・軽食を客に供する飲食店のことである。 コーヒーや紅茶などの飲み物を提供したり、ケーキ、茶菓子 等の菓子や、フルーツを用いた甘味や、サンドイッチ等の軽食を提供する飲食店である。

<呼称>
「喫茶」とは、元々は鎌倉時代(源実朝の時代)に中国から伝わった茶を飲用し効用を嗜む習慣や作法を指す言葉である。なお、喫茶の「喫」は「茶を喫む」という意味である。
現在では「喫茶」は緑茶に限らない。紅茶、コーヒー、さらには果汁や清涼飲料水など、これらを飲み、菓子を食べることを「喫茶」の概念に含める。喫茶店は、俗に略して「茶店」とも呼ばれる。近年の口語では「お茶する」などともいう。

出典:Wikipedia

これだけだとカフェも同様のことが言えてしまいますね。
結論から言うと食品衛生法で定められた許可業種において、”喫茶店営業許可”を取っているのが『喫茶店』と呼びます。
”喫茶店営業許可”の詳細は下記の通りです。

①酒類以外の飲み物又は茶菓(調理、製造行為なし)をお客様に飲食させる営業をいいます。

②喫茶店の範疇で調理・提供できる食べ物はトーストまでです。

③サンドイッチなどの軽食を調理してお客様に提供する場合は飲食店営業の範疇となります。

④自動販売機でのジュース類の販売(コップ式に限る)も喫茶店営業の対象となります。

⑤アイスクリームのデイシャー等による小分け販売、什器によるソフトの分注販売、かき氷を調整し販売する行為も喫茶店営業の範疇となります。

⑥水の自動販売機(機内において原水にろ過、電気分解等の処理をし、直接飲用に供する水として、購入者が持参した容器等に量り売りを行うもの)による営業も喫茶店の範疇となります。

出典:食品営業許可安心取得センター

このように、”喫茶店営業許可”では提供できる幅が少ないと言うことになります。
ところが実際には『喫茶店』と呼ばれるお店の中には、モーニングサービスや軽食を提供している所が、たくさんあります。
その理由は、”飲食店営業許可”を取っているお店であれば、お食事やアルコールを提供することが出来るため、名前に『喫茶店』とついていても”飲食営業許可”を取り食事やお酒の提供を行っている『喫茶店』も多くあります。

カフェ

続いて『カフェ』について説明していきます!
こちらも喫茶店同様にWikipediaには下記のように記されています。

<概要>
カフェ(仏: café、伊: caffè)は、もともとはコーヒー豆やそれをひいていれたコーヒー(珈琲)の意味。転じて、客にコーヒーを飲ませるための店・施設を意味する。ヨーロッパの都市などにある、コーヒーをその場で飲ませる店のことで、特にパリやウィーンのものが知られる。新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換のできる場所として親しまれている。

出典:Wikipedia

このように『カフェ』と言っても『喫茶店』でも同様に言えることばかりです。
勘の言い方は既に『喫茶店』と『カフェ』の違いについて気づかれているかも知れませんね。
そうです、『喫茶店』と『カフェ』の違いは”飲食店営業許可”なのか”喫茶店営業許可”と言った基準で区分されています。
”飲食店営業許可”についての詳細は下記の通りになります。

①食品を調理し、又は設備を設けてお客様に飲食させる営業をいいます。

②一般食堂(スナックを含みます)、料理店、寿司屋、蕎麦屋、旅館、仕出し屋(お客様の求めに応じて調理し、お客様のもとへ持ち込む業態)、弁当屋(お客様の求めに関係なく調理し、販売する業態)、レストランなどの種類があります。

③客席を設けずに、たこ焼きなどをお客様に対面販売したり、そうざいを調理して店頭で対面販売したり行為(スーパーのそうざい売り場など)も飲食店営業の範疇ですが、調理したそうざいなどをほかの施設へ出荷・卸売する場合は、そうざい製造業の許可が必要です。

④露店・自動車で、たこ焼き、イカ焼き、ラーメンなどを調理してお客様に対面販売する行為も飲食店営業の対象です。

⑤酒類のみを提供する酒屋での立ち飲み屋なども飲食店営業の対象です。

⑥飲食店で、うどんやそば、アイスクリーム、ケーキなどをメニューのひとつとして調理しお客様に提供する場合は、飲食店営業の許可のみでよいが、これらの食品を物品販売的な目的で調理し、製造する場合は別途製造業許可が必要です。
※例えば、飲食店でアイスクリームやパン、ケーキなどをお客様にテイクアウトで販売する場合には、それぞれアイスクリーム製造業や菓子製造業許可が必要となり、また、飲食店の調理室で製造した生うどんや生そばなどをお客様に販売する場合にはめん類製造業の許可が必要です。

⑦ベーカリーでサンドイッチなどの調理パンを調理・販売する行為は飲食店営業(弁当屋)の許可が必要です。

⑧自動販売機でカップ麺、冷凍食品、レトルト食品等を自動的に加熱調理するものは飲食店営業の許可が必要です。

出典:食品営業許可安心取得センター

このように”飲食店営業許可”を取っている方が、幅広いものを提供することができます!

まとめ

本日は『喫茶店』を『カフェ』の違いについて書かせていただきました。
書かせていただいた通り、営業許可の違いによって分けられているんですね。
しかし前述の通り、最近だとこの辺りが曖昧になってきており、”飲食店営業許可”を取っているけど『喫茶店』がつくお店も多くあります。

そのため、個人的には
・オシャレで明るいお店が「カフェ」
・昭和レトロな雰囲気のお店が「喫茶店」
というようなイメージでも良いのかなと思ってます。笑

是非みなさんもいろんな所へ行ってみてくださいね〜!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?