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「めざせ!ベテランガイドヘルパー」(第2回)「 利用者とヘルパーとの関係づくり~ヘルパーが交代すると大変? 」
横浜市鶴見区で居宅介護事業と移動支援事業をしている合同会社起差点-きっさてん-です。
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ヘルパーが、知的障がいのある利用者と人間関係を築くには時間がかかることが多く、そのため、利用者との間に一度関係性が出来たら、別のヘルパーと交代することなく継続的に支援していくことが好ましいとされています。
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「一度関係性が出来る」とはどういう状態を指すのでしょうか。
ヘルパーと利用者との間に関係性が形成される際の、一般的な過程について説明しましょう。
(1)お見合い期
新しいヘルパーが支援に入るようになって最初の数回は、利用者も課題行動を起こさないことがあります。
「お見合い期」と呼ばれるこの時期には、事前情報と違っておとなしい利用者さんだな、という印象をヘルパーが抱くことさえあります。
(2)おためし期
利用者が新しいヘルパーに慣れてくると、「このヘルパーは自分の要求に対してどこまで許容してくれるんだろう」と、いわゆる「おためし」と呼ばれる行動をとるようになります。
この時期を「おためし期」といい、1か月から1年ほど続く場合があります。利用者とヘルパーがお互いの距離を確かめ合っている期間といえます。
(3)安心期
お試し期が終わると、利用者とヘルパーとの関係は安定し「安心期」に入ります。
起きることがおおむね予想の範囲内におさまるようになり、利用者もヘルパーも「この人はこうするとこういう反応をする」という、いわゆるあうんの呼吸のようなもので活動します。
利用者・家族・事業者ともに、安心して支援を任せられるようになります。
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さて、安心期に入ると、「このヘルパーといる時はたいてい○○へ行って△△をする」というふうに活動内容自体が固定化される場合があります。
ヘルパー側が「この利用者はこういう人だからこういう対応が一番良い」と考えていたり、もしくは利用者側のほうで「ヘルパーに合わせてあげている」こともあります。
それでも事業所や利用者の家族は、「この利用者さんはこういう人。そしてこのヘルパーさんが一番相性がいい」という感想を持つことになります。
そのような状態のところへ新しいヘルパーが参加するようになると、利用者の行動などに変化が起こります。そしてそれが、家族やヘルパーの目に「ヘルパーが交代したため本人が不調になってしまった」と映ることがあります。
が、この変化は、まさに新しい人間関係がつくられているために起こっているものです。
利用者はけっして不調になったわけではなく、再びお見合い期とおためし期を経て、新たな二人の安心期を形成している過程なのです。
一人の利用者に一人のヘルパーのみが長期間にわたって関わり続けるということはあり得ません。
従ってこの変化は当然のことですし、家族やヘルパーは、利用者本人の新しい側面を見ることができた、と肯定的にとらえたほうがよいでしょう。
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