『俺の家の話』の話 第四十二試合
とある日の撮影。
「試合シーンなんですけどセコンドだけなので2,3名いれば…」
とのスタッフさんからの連絡。
そう、この話は第三十三試合→ https://note.com/kisotaro_note/n/nc3b647b2a700 の続きになる。
ところがこの日はDDTの試合と日程が被りなかなか人が集まらない。
私も翔太さんも行けない。
勝村さんにも相談したが「この日はレスラーは無理ですかねぇ…」と。
ただスタッフさんからは「一応リングの動きが分かる人が何人かいると…」とも言われており、何とか出来ないかと。
そこで声を掛けたのが石井さんだった。
頼りになる先輩!
忙しいかと思ったが二つ返事でOKしてくれた。
後で聞いたら「自分は向いてないと思って参加しなかったんですけど声かけてくれたのでこれは協力しないとダメだと思って…」と。
勝村さんは「セコンドだけなら石井ちゃんにわざわざ来てもらうのも悪し大丈夫ですよ…」と言って下さったのだが。
何故かそこで私の第六感が働き「いや、折角なんで石井さん呼びましょう。何かあったら嫌だし」と来て頂く事に。
そして実はこの日が最後のプロレス撮影かもって話もあり、スタッフさんから呼ばれていた事やシーンの内容も考えると私もなんとか行った方が良いかなと思い試合をお休みさせて頂く事に。
やがて石井さんのスケジュールを抑えてから数日、スタッフさんからの電話。
「木曽さん実は監督さんがこう言ってまして…」と話を聞くと…本当に石井さんを呼んでおいて良かった!
更に撮影当日にスタッフさんからの電話。
「木曽さん今どちらですか?実は…」
私も試合お休みして行けるようにしておいて良かった!
何故なら…
それは今晩22時放送の第七話をご覧ください!
そんな俺の家の話の話。
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