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『俺の家の話』の話 第四試合

昨日遂に第一話が放送されました。

めちゃくちゃ面白いしめちゃくちゃ考えさせられる!

私は親が連れ子同士で再婚して妹が産まれた変則的な三きょうだい(姉私妹)

父も母も年老いてから施設にお世話になった私からすれば本当に刺さりまくった!

『デイケアを週2日頼んで甘えてるって思うでしょ?』みたいな下りとか…

はたまた家族って本当に羨ましい、とか思ったり。

…って話はまたの機会にしといて。

そもそも私はあくまでプロレスシーンの監修って立場で出演予定は一切無かったのですが。

1話からまさかの出演を果たしてしまいました。

実はそれにはちょっとした事件がありまして…

朝6時半に集合して撮影をしていた日。

もうほとんどの撮影を終え、残すは簡単なシーンとスチールのみ。

そんな23時に監督からまさかの一声!

『木曽さん、大変!レフェリー用意するの忘れてた!』

今から探すのは無理、私が家にコスチュームを取りに帰れば1時間は要する…

流石に早朝から続く撮影でスタッフの皆様も疲労困憊、何より終電で帰せるなら帰したい、いやむしろ私も帰りたい!

完全に詰んだ…と思いきや!

木曽大介42歳、会心の一撃!

『そんな事もあろうかと私コスチューム一式用意してあるんです!』キリッ!

このファインプレーで事なきを得ましてその日の撮影は無事に終了、それまで『この人は何のために現場にいるんだろう?』みたいな目で見られていた私が「あの時サッとコスチューム出した木曽さんは本当にカッコ良かったです!」と市民権を得ることが出来たのでした。

めでたしめでたし…

なのですが!実はこれプロレス界の教えが生きたのです。

『例え試合で呼ばれてなくてもコスチュームは常に持って来い。何が起きるか分からない。ケガ、交通トラブル、事件、事故。それでデビュー決まった奴もいればチャンスを逃した奴もいる。』

この話は多数の先輩が多数の後輩に、それこそ何組その現場を見て来たか分からないくらい聞いてきたプロレスあるあるでして。

それが生きていきなり1話目で長瀬智也さんとの共演を果たしたのでした!という俺の家の話。





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