入試別インタビュー01 T.Cさんのお話
入試について
⸺まず入試についてお聞きしたいんですが、留学生選抜で受ける資格があるのに総合型選抜で受けたのは何か理由があったんですか?
Tさん:留学生選抜の試験科目は実技試験+面接だけど、総合型選抜は前から与えられた課題に対して自分で自由に発想してプレゼンする試験なんだよね。
その場で実技の能力を見せる留学生選抜とは違って、計画性とか論理的な考え方とかが見られてる総合型選抜の方が私の個性を見せられるなあと思って。
⸺実は私も総合型選抜で合格してて、、確かに自分の個性を形式問わず表現できるのは良いよね。
Tさん:うんうん。私は実技試験よりも、自分の個性やこれまでやってきたことに自信があって。そこを見て欲しかったので総合型で受けました。
入学前の不安
⸺総合型で受けると合格してから入学するまでかなり時間があるけど、この間に不安に思ってたことはありますか?
Tさん:スケッチの能力!(即答)
⸺わかります!これは一般入試以外で入ってきた人あるあるですね。
Tさん:でも意外と、入学してからそこで苦労したことはないな。今デザイン業界で活躍されている教授のインタビュー記事を読むと、教授も入学した時はうまく描けなかったって言ってたからすごい安心した。笑
上手いスケッチが描けないまま入学しても良いデザイナーになった人はいるし、4年間もあるからその中で練習していけば良いと思う。
⸺そうですね。入ってからも上達する機会はいっぱいあります。
日本語の不安
⸺入学前に日本語に関しての不安はありましたか?
Tさん:もちろん。留学生として一番不安だったのはやっぱり日本語。文法が間違ってないかとかすごく気にしてしまう。
入学するまでは悪い方に想像してしまって、いきなり教授に呼び出されて一対一で「この問題どう思ってるか喋ってみて」とか言われたらどうしよう、、とか考えてたけど、もちろんそんな怖いイベントは無いです。笑
入学してからは早い日本語にも慣れてきて、まあ伝えられればいいかな!と思えるようになった。みんな優しいし、平和です!
入学までにやったこと
⸺入学前にやったことがあれば教えて欲しいです。
Tさん:向井周太郎さん(基礎デザイン学科の元教授)が書かれた本を読みました。ちょっと難しいけど、さっと目を通すくらいでも後から思い出してハッとすることがあるし、基礎デの考え方をより深く知れるんじゃないかなと思う。
それと一人暮らしの家のインテリアを考えたりしたかな。あとは正直、、、遊んでました!笑
入学後について
⸺入学してからはどうですか?入学前の不安は解消されましたか?
Tさん:入学前の何もやることがない長い休みは気分が落ち込んでしまうことがあったけど、いざ始まってみるとすごく気分が楽になったな。入学前の不安がなくなって元気になった。
基本的に毎日やることがあるし、自分の興味に沿って選んだ学科だから有意義な時間を過ごせていると思う。全体的に前の生活より意味がある時間っていう感じがします。
⸺何もないより忙しい方が心が元気になるの、すごくわかります。基礎デの環境についてはどうですか?
Tさん:まず、教授や課題からデザインについての知識をいっぱい学べる環境に安心してる。入学するまでは一人で勉強してて不安だったから。
あとは同じ分野に興味を持っている人がいっぱいいるのが嬉しい。デザインに関心のある友達がたくさんできたから、やっぱり美大に入って良かったなと思います。
授業について
⸺入学予定の人から、授業についていけるか不安です!という悩み相談が来ているんですが、実際入学してみてどうでしょう?
Tさん:あー。全然大丈夫だけど、入学したばかりの頃は自分を追い詰めすぎず、ひとまず提出できたら満足!ぐらいの心の余裕を持つといいと思う。
新入生に一言
⸺最後に、基礎デに入学してくる人たちに何か一言お願いします!
Tさん:大学では、自分の思っていることを形にする機会がいっぱいあります。素直に本心のまま制作すると良いと思う。
それと、自分と向き合う時間が増えるので、それを楽しんでほしいです。
⸺インタビューはここまでです。ありがとうございました!
Tさん:はーい。ありがとうございました。
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