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『測りすぎ』を、チェックリストで確認?

気になり始めると、結構気になる、「測る」という行為。

10あるチェックリストの項目から、特に気になる部分をご紹介しますね。

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9 もっともすぐれた測定でさえ、汚職や目標のずれを生む恐れがあることを覚えておく。

医師が執刀する手術に応じて報酬を受け取る場合(実際、現状はそうなる)、コストは高いがメリットは少ない手術を数多くこなすインセンティブになる。

診察する患者の数に応じて報酬を与えると、できるだけ多くの患者を診ようというインセンティブになり、時間はかかるが有益になり得る手術をさぼるようになる。

患者の転帰率(転帰:疾患・怪我などに対して行った治療に対する、症状の経過や結果)に応じて報酬を与えれば、上澄みすくいをするようになり、難しい患者は避けるようになる。

測定をやめてしまえ、というのではなく、問題が予測できる測定基準も利用価値はあるかもしれない。要は、得失評価の問題で、判断を要するということ。
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10 ときには、可能なことの限界を認めることが、叡智の始まりとなる場合もある。

すべての課題が解決可能なわけではなく、まして測定基準で解決できる課題はさらに少ない。
課題の透明性を高めることで、やっかいな状況がさらに際立たせられるだけかもしれない。
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最後に述べたいこと。
組織や測定対象を実際に知ることのできる特効薬や、その代わりになる方策は存在しないこと。
重要なのは一つは経験、もうひとつは定量化できない技術。

重要なことがらの多くは、標準化された測定基準では解決できないレベルの
判断力と解釈力が必要となる。

最終的に大事なのは、どれか一つの測定基準と判断の問題ではなく、
判断のもととなる情報源としての測定基準。

そのためには、測定基準にどの程度の重みを持たせるのか、
特徴的なゆがみを認識できているか、
そして、測定できないものを評価できているかどうか、
わかってることが重要。

近年、あまりにも多くの政治家、企業経営者、政策決定者、教育責任者がその点を見失っているように思えてならない。
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当分の間は、避けては通れそうにない「測る」行為。
せめて、簡単でないこと、不要なものも少なくないことを忘れずにいたいですね。
少なくとも、振り回されないようにはなりたい、とあきらめずにいたいです!


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