大手を辞めてスタートアップに来た僕のカルチャーショック5選
はじめまして。
株式会社リチカでセールスを担当しています、本田と申します。
今回は🎄リチカアドベントカレンダー18日目🎄として、「大手を辞めてスタートアップに来た僕のカルチャーショック5選」と題して皆様にお伝えしていきたいと思います!
スタートアップでの働き方に興味がある方、キャリアについて考えている方にとって少しでもお役に立てる内容になりましたら幸いです!
はじめに
改めて株式会社リチカの本田です!2016年に新卒で大手IT系企業に入社して、3年ほど勤めた後、2019年7月にご縁あって当時のカクテルメイク株式会社(現在のリチカ)に転職しました。前職はグループ全体で13万人弱の社員を抱える超がつくほどの大手企業だったので、そこから当時社員数20人程度のリチカへの転職はさまざまなカルチャーショック、ギャップの連続でした。
今回は僕が2年半前、リチカに入社した頃のことを思い出しながら赤裸々に語っていこうと思います!
※内容によってはリチカ特有のことがあるかもしれませんが、どうぞ温かい目で見守ってください…!
1.成長速度が速すぎる!
これは入社して仕事を始めてみてから、一番に感じたギャップでした。前職では、同期の中でも最初にお客様を担当したり、統括部でも有数の大きな案件を任せてもらったりと、それなりに評価してもらっていたので、「ベンチャーいったらめっちゃ出来るでしょ!」って考えてました。(今でも書きながらイタいやつだなと思います…)
ですが、いざ営業してみると、本当に案件が取れない。前職では数十億の案件を担当していた自分が、数十万円のサービスで契約が取れない。この事実に愕然としました。終わってみると、1ヶ月目の営業で受注できたのはたったの1社、それも同い年のメンターが9割くらいヒアリングからクロージングしたお客さまだけでした。
同い年はおろか、歳下のメンバーでさえバリバリ案件獲得してくるのに、自分は何もできず横で商談を聞いているだけ。悔しいやら情けないやら色々な感情で正直心が折れそうでした。
スタートアップは企業の規模は小さいですが、その分1人に任せられる裁量の大きさや得られる経験値は大手企業のそれとは比較にならないです。もちろん大手には大手なりの難しさはありますが、ビジネスパーソンとしてのスキルの成長速度は、圧倒的にスタートアップの方が速いと感じています。
この苦境をどう乗り越えたかは書き始めると長くなるので、また機会があれば書かせていただきます!
ちなみに今では、マーケティングなんてやったことなかったのに、広告代理店さまからWebマーケティングのご相談を頂くくらいには自分の得意分野を見つけて育てることができています。「成長したい!」と思う方にとって、スタートアップは素晴らしい環境の1つだと思っています。
2.組織の変化も速すぎる!
僕は現在セールス部門でフィールドセールスを担当していますが、この2年半で3度の異動を経験しています。1回目は入社して1ヶ月後、新しくインサイドセールスのチームを立ち上げるということでインサイドセールスに。
2回目はその3ヶ月後、当時のカスタマーサクセスのメンバーが独立するために退職するということでカスタマーサクセスに。3回目は今年の5月、カスタマーサクセスから今のセールスに。
このうち、最初の2回の異動については
「佳佑、今日から〇〇な」
と当日のうちに気づいたらジョインしていました。笑
前職では部署異動は年に1回あるかないか、もし職種の変更ともなれば半年以上の時間をかけて受け入れ先の部署と調整して決めるようなものだったので、最初の1回目は非常にびっくりしたことを覚えています。(ちなみに、3回目の異動についてはチームのメンバーがいたこともあり、1ヶ月ほど話し合って慎重に決めました)
スタートアップは良くも悪くも「カオス」な環境です。変化の激しい時代と言われている中で、圧倒的に会社が成長していくためには、その変化に対して組織も会社も柔軟に対応していかなければいけません。先ほどは僕個人の異動のことを書きましたが、会社としても変わっていくことは多いです。
朝礼で代表の松尾さんが発表した目標を、その日の夕方には「やっぱり変える!」っていうこともありました。その時、松尾さんが会議室にメンバーを集めて書いたメッセージがこちらです。
今は社員が80名を超えて、さすがに朝令暮改とまではいかなくなりましたが、いつかまた松尾さんが「朝令暮改」って書く日が来ないかと心のどこかで楽しみにしている自分がいます。スタートアップでは変化を楽しめる人の方が、きっと楽しく仕事ができると思っています。
3.制度が整っている
ここまである種、大手企業に勤めている方からするとびっくりするような内容だったかもしれませんので、少し安心できる要素を。。
入社する前は、「スタートアップなんてのは土日もなく働くんだろうな」「有給とか無いだろうし、あっても形だけなんだろうな」と思っていた部分がありました。ですが実際に入社してみると、普通に土日休みですし、平日も定時を過ぎたら割とみんな帰ります。
僕も有給使って温泉行ったり年末年始休暇伸ばして地元に長居したりしてますし、残業時間だけ見たら前職の方が長かったのでは?と思うくらいです。細かいですが健康診断やら年末調整やら、およそ一社員として前職の頃に感じていた制度は全て整っているように感じています。
ビジネス的には稟議フローだってちゃんと設定されていますし、承認申請などの仕組みもあります。違うのは、回るスピードが前職に比べて非常に速いことくらいです。
スタートアップはカオスと言ったものの、少なくとも中で働く身として会社の制度でストレスを感じたことはないので、すごく怯えていた当時の自分にとっては、いい意味で拍子抜けしたギャップでした。
4.ポジション空きまくり
前職では、自分の上司がたくさんいるのは当たり前、役員なんて話したことはおろか会ったことすらない、という環境でした。
僕の場合、「社長 ー 役員 ー 本部長 ー 統括部長 ー 部長 ー マネージャー ー リーダー ー 自分」という指示系統で、会ったことがあるのは本部長まででした。ゆえに、リチカに入ってからは代表の松尾さんも取締役の中西さんも距離が近く、当たり前に話せることに驚きました。
オフィスで話したり1on1ミーティングしたり、2人でランチに行ったりすることもあるくらいです。
また、大手だとポジションに就く人の年齢も大体想像がつくかなと思います。「部長になる頃には自分が何歳で〜」と考えた時に、マネージメント経験を積みたいと思っている人にとっては気が遠くなるような未来の話に思えるかもしれません。
スタートアップは、少なくともリチカはポジションが空きまくりでした(ちなみに今もたくさん空いてます)。僕のいた広告代理店チームのマネージャーは新卒2年目の子が務めていますし、周りから認められている人であれば、あとは本人の覚悟次第です。
「マネージメント経験を積みたい」と思っている方がいれば、ぜひスタートアップを1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
5.仕事を楽しんでいる!
これが当時の僕にとっては、なにより一番のギャップでした!
前職にいたころは仕事ってのは辛いもので、仕事が終わって飲みに行くとひたすら上司や仕事の愚痴を言うばかりの環境で、それが当たり前のことだと思っていました。
同期と集まっても仕事の愚痴、先輩と飲みに行っても上司の愚痴、上司に連れていかれたら部下(僕にとっては先輩)の愚痴、、、楽しみは週末ゴルフ行くかとか、次の長期休暇にどこに旅行行くとか、そんな話ばかりでした。
僕の場合、それでもお客さまが優しくて良い方ばかりだったのでそれなりに楽しく仕事させてもらっていましたが、会社の人との飲み会は憂鬱なイベントランキングを作るならTOP3には入っていたと思います。
リチカでは、みんな仕事を楽しんでやっています。もちろん大変なことはいっぱいありますし、肉体的にも精神的にも楽をしているわけではないです。
ただ、仕事が終わって飲みに行っても仕事の話をしてしまいます。マーケティングのこととか、動画クリエイティブのこととか、RICHKAというプロダクトはどうあるべきか、どんな世界を作るために何を今やるべきか、そんな話ばっかりしています。
最近は外で飲みに行きづらい世相もあって、オフィスのバーカウンターで飲むこともあるのですが、社内だと外では話しづらいようなこと、お客さまがどうすれば成功するのかなんかを飲みながら熱く語っているんです。もちろん普通の世間話もしますが、会社やメンバーの愚痴を言っているのを聞いたことが無いくらいです。
※これは仕事ではなく、バチェラー・ジャパンを観ながら熱く語っている業後のバチェラー鑑賞会です🌹
正直、前職の頃の僕はこんな風に書かれるのを見ると「なんか一種の宗教みたいだなぁ」って斜に構えて見ていました。
自分が入ってみて働いてみて、ふと気づくと同じように終業後にも仕事の話をしている自分がいました。これはリチカという会社のメンバーが好きで、RICHKAというプロダクトが好きで、お客さまのことが好きだからというのはもちろんあるのですが、根底にあるのは「本気で仕事や会社に向き合えている」ことだと考えています。
本気でやっているからこそいつも考えてしまう、だからうまくいった時は嬉しいし、うまくいかない時は悔しい思いをするんだと思います。ちなみに僕も入社してから2年半、全て100%本気で向き合えていたかというと、そうではない時期もありました。うまくいかないことが続いたり、終わりの見えない1人での在宅生活に気を病んだり、色んな波を経験しています。
ただ、リチカにいると周りのメンバーに感化されたりマネージャーに励まされたり、いろんなきっかけをもらって仕事に対する情熱を取り戻すことができています。今もし、仕事が楽しくない、仕事に行くのが辛くて苦しいと思っている人がいるなら、「世の中にはこんな会社もあるんだよ!」と伝えたい、それくらいリチカという会社とメンバーを誇りに思っています。
まとめ
初めてのnote、ここまで読んでいただきありがとうございました!
スタートアップで働くこととリチカで働くことが混在した文章になっていたかもしれませんが、このnoteを読んでいただいた方の今後のキャリアを考える上での1つの材料になっておりましたら幸いです!
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明日は、いつも3割の厳しさと7割の優しさで僕を見てくださっている、事業開発のプロ、妹尾さんの『映画プロデューサーからビジネスプロデューサーへ』になります。お楽しみに!
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