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2024.4.20 桜花の大交流祭を終えて〜ぼくとふるよにのよんかげつ〜

はじめまして、関東でふるよにを楽しく(それはもう楽しく)遊んでいるポセイドンと申します。
タイトルにある大会にこのゲームを始めて4ヶ月時点で参加し、4勝1敗という成績を収めることができました。

ふるよに上級者の方には読んでいて退屈な記録になると思いますが、ふるよにを最近始めた方、或いはまだ見ぬこれから始める方がおそらく必ずぶつかるであろう悩み『ほんまに勝てへんて、これ、、、』について、1番理解できるのは同じ境遇を体験した今だけかなと筆を執りました。(かと言って始めたての人が読んでも大会中の話は理解できないと思われる)

この世に生を受けて4ヶ月、色々ままならぬ筆者が、どの程度ゲームの全体像が見えており、どの程度のことに意識を配れていたのかのスーパーノンフィクションレポートでございます。

大前提

対戦ゲームにおける勝ちへのこだわりは人それぞれで、必ずしも勝つことが正義というわけでは無いと思います。
ただこのゲームをする以上、信仰するメガミを勝たせられない不甲斐ないに自分を憤りを覚える日が遅かれ早かれいつか来るものだと感じました。
そして本記録はせっかく参加するなら勝ちたかったという筆者の思いが多分に乗っております。

大会1ヶ月前まで

銃旗櫂というデッキが決まり、我が物顔で振り回すも本当に勝てない。
大会で1勝できることはあれど、決勝卓に進めたこともない。
そんな中考えていたこと、
「負けても楽しいぜ、このゲーム」
果たしてこのメンタルが良いのか悪いのかは分からないが、足元には黒い影が迫っていた。

大会1ヶ月前

あれ?デッキも早々に決まり3ヶ月やってきたけど振り返れば何も成長していないのでは?
突然襲い来る焦りを宥めつつ、今後の方針を決める。

①とりあえず勝つ事を目標に大会に沢山出よう
→ 近所でやっている大会に週2回は参加していたが、フリプでも良いので時間があればもう一つ出る。
縁杯という普段戦えない相手と戦えるオンラインの大会にわがままを言って強いリーグで参加させてもらう。本当にわがままだが得るものはとても大きかった。(強いという前評判に萎縮して相性差を覆されることがよくあったため)

②覚えなくていいからカードプールは毎日眺めよう
→ 「なんだそのカードは!?」という言葉が確定負け台詞だということに気付く。
完全にケアできないまでも、「こんなカードがあったような」「そんなカードありましたね」と思えたら合格(合格基準は低く設定することも大事)

③自分のデッキに対する有利不利の表を作成しよう
→勝った時にはもう一戦するならどこを変えるか聞く。
負けた時には何をされたらきついのか聞く。
聞けなかったら考えて、それを踏まえて予めBANの優先度をつけておくことでデッキ構築と試合の展開を考える時間が長くなる。
有限である時間を、有利対面はそこそこに不利対面に対してどう戦うか考えるために沢山割ける。
(直前まで遺物が微不利にいるなど間違いも多かった。有識者に確認してもらうのは大事)

大会10日前

まだ振るわない。
勝率は上がるも勝った時にいつも不安が付きまとう。
デッキを教えてくれた師匠に泣きつく。
疑問が色々溜まっていたので全部聞こうとするも、一つ目の回答で目から鱗が落ちる。
「あっ、自分が1番理解していなかったのは自分のデッキだったのか、、、」

その夜、大会で初めて優勝することができた。

大会当日

色々な歯車が噛み合い、大会戦績10連勝くらいで臨めたので、「もうこの磨いてきた正拳突きをお見舞いするだけだ」の精神で参加。
かなり緊張していたが、前日によく大会でお会いする方々とフリプできたことで少し緩和されていたのも大きかった。(しっかりボコボコにされたので初心に戻れた)

1回戦 旗櫂vs薙機(電)

お相手はキューブさん。
BANは事前に決めておくとのことだったが、クルル様はいつも僕に知らないコンボを教えてくれるお方なので少し悩む。
事前の情報収集によると、機器と電子は銃有利であるため銃BANと予想。
銃を使うなら薙が嫌だが、旗櫂ならいいかと薙を返す。BANは対戦経験の少ない電子。

こちらのデッキは、
精霊式、桜吹雪、水雷球、水流、強酸、波呼び、羅針盤
四季はまた廻りくる、ミオビキ航路、イサナ海域

ステップ対応がない相手(見切りは一巡目は考慮から外していた)なので、一巡目に羅針盤展開からの守護霊式、突撃零式を決めて神霊オウカで流れを掴めると考える。
途中相手のだうじんぐにて波呼びが落ちるハプニングがあったが、前進が足りていたので一巡目に無事オウカが完成。
あとは、順風ならハツミの高火力、逆風ならミオビキで相手は2リソースしか得られないなかオウカが飛んでくる流れができて、お相手が受けきれなくなり勝利。

試合後クルル様の面白コンボを教えてもらい使いたい欲を掻き立てられる。本当に魅力を伝えるのが上手い人が多い。

2回戦 旗櫂vs信鋸(絡)

お相手はGELさん。
またクルル様だー!しかも今回はくるるーんあるだと、、、
BANは絡繰。
どの2柱が返ってきてもある程度戦えると判断。

こちらのデッキは、
精霊式、桜花のお守り、水雷球、水流、強酸、波呼び、羅針盤
四季はまた廻りくる、ミオビキ航路、イサナ海域

目指す方針は1試合目と同様に一巡目にオウカを完成させて、近距離で殴り合う。
次のターン5間合い守護零式決めてやるぜ!
→お相手羅針盤展開!?
5間合いでシスイが攻撃!?!?
プランは崩れるも、突撃零式をボトムに埋め、波呼びで一枚デッキを回復することで一巡目にオウカは完成。中盤ライフ差がかなりついていたのでどうやって倒し切るか考えているとシスイ様の逆鱗に触れたようでライフに6裂傷。
えーとこのライフがフレアに変換されるのはいつでしょうか、、、
首の皮一枚繋がった中耐え切って、フレアも手元に返ってきたのでなんとか勝利。

大会直前にオンラインで戦っていた方と直接対決できて感慨深かったです。

3回戦 旗櫂vs算弓(遺)

お相手はかなしんさん。
即遺物をBANしようと決めるも、あまりにもあからさまだと情報を与えてしまうかなと悩むふりをしながらどうやって勝つかを考える。(小賢しい)
事前情報によると銃vs弓は銃有利とのことなので、銃がBANと予想。照準によっては5間合いの守護霊式が躱されてしまうため気をつけないといけないが、隙あらば狙って良いものとして神霊オウカを作るかを考える。
算弓は10点取る組み合わせで11点取るのは難しいと聞いていた。
聞いていたが、、、
恫喝、弓流し、甲矢乙矢、追尾撃でもう一度恫喝、ミハテヌハテ、ライフ回収
足りそうじゃないか???
オウカがライフに通れば勝てる、オウカをオーラ受けしたらより資本を剥がせるということにして方針を決定。

こちらのデッキは、
精霊式、桜花のお守り、水雷球、水流、強酸、波呼び、羅針盤
四季はまた廻りくる、ミオビキ航路、イサナ海域

一巡目、羅針盤展開からの5間合い守護零式を当てるも波呼びによってカードを一枚戻していたせいで四季めぐで引けないハプニングが発生。しかし落ち着いて次のターンに突霊を当ててオウカを準備して殴り合いの間合いへ。オウカを引きたい場面での再構成からオウカがボトムに沈むなどしたがライフを1残してギリギリ勝利。引けなかったが、トップオウカの確率を上げてくれる波呼び羅針盤展開からの再構成は全ての試合を通して強かった。

感想戦で突撃零式のままだったら有利と考えているとかなしんさんが仰っていたので、事前の選択が間違っていなかった気がして少し成長を感じた。

4回戦 銃櫂vs銃旗(鎌)

お相手はふぇりるさん。
遂にきてしまった銃対面。
頭を悩ませながらも、当初の予定通り鎌をBAN。

こちらのデッキは、
シュート、マグナムカノン、ラピッドファイア、バックステップ、バックドラフト、フルバースト、強酸
レッドバレット、スカーレットイマジン、オヨギビ砲火

銃対面はじゃんけんに勝てば勝つと誰かが言っていたなーと思いつつ、じゃんけんぽん。
先手が取れたので勝つと信じることにする。
シュートペチペチ合戦が始まりお互いにライフ受け。どちらが前に出て仕掛けるかのチキンレースだが、お相手が先に仕掛けてきたため、返しにフルバースト、お相手もその返しにフルバースト。ここで自分のフレアが3手札は2、、、うーん終わらせたい。
山4枚で再構成し一宿しで、フレアが5スカイマから手札を増やして手札と切り札全て叩きつけて勝利。バクドラオヨギビは強い!

5回戦 銃櫂vs銃旗(鎌)

お相手はテトまるさん。
なんか名前聞いたことあるんですけど!?
そしてもう銃はやめてくれ〜と思いながらも自分の3柱を見るとみんな微笑んでいたので、いつも通りのメンタルで悔いなく戦うことを決意。

同じ対面なのでデッキは変わらず、
シュート、マグナムカノン、ラピッドファイア、バックステップ、バックドラフト、フルバースト、強酸
レッドバレット、スカーレットイマジン、オヨギビ砲火

じゃんけんは負けたが、試合に負ける気はない。
ここで事前の思考と試合方針は、
『銃対面ってやつは、遠距離でシュートペチペチしあって、リーサル取れる人が仕掛けて終わるもの→つまり相手は銃寄せ』
『ヒミカ以外のカードを見た時により遠い間合いで振れるカードを持つ相手にイニシアティブを握られているため、自分から前に出なくてはいけない』
『瞬間の火力はこちらに分があるためつけ入るならその一点にある』
であり、試合中の判断はこの考えのもとに行うと決定。

シュートをお互い振りあってお互いライフ受け。予想通りだ。
ではこちらから前に出てマグラピを振る、相手も返しにマグラピを振る、フレアがもらえる!再構成から5フレアを目指し6間合いにいけばお守りあっても5点は取れる。この試合もらった!

「四季めぐでオーラ受けします。」
!?
「4前進桜の翅です」
!?!?!?

ほーたーーるのーひーかーーーりー
そこから先はR18の目を覆いたくなる凄惨な負け方をしたので文字に残すのは控えたい。

リーサルの攻撃が振られた時に、
「今手がベタベタでなければ握手を求めてたところでしたよ、へへっ」というこちらの気持ちの悪い言葉に笑顔で手を差し伸べてくれたテトまるさんに、感謝の言葉を伝えたい。

倒さねばならぬミコトリストにまた名前が刻まれた。


大会が終わって

このゲームを始めてから関わりを持った、あまりに遠い存在だがいつかこの人達に追いついて同じ土俵で会話して検討して戦いたいと思っていた人達に褒めてもらえたので、4-1という結果について素直に誇らしく思います。
が、やっぱり今も悔しい。
いつしか「負けても楽しいぜ、このゲーム」とは言えなくなっていたんだなあと気付きました。(楽しいことは楽しい)

今大会で自分を一番褒めたいところは大きなプレミをしなかったことで、3回戦の一巡目くらいのものでリカバリーもできたため、自分に甘いですがノーカンとします。
あそこでああすればと思う点はありますが、それは事前の予想に基づいた選択ミス・判断ミスであるためプレミではないと思っています。
考えることが多いゲームなのでプレミはつきものだと思う反面、事前準備によって大きく減らせたので、次回以降大会に出る際も思考のリソースは最大限確保できるようにデッキのことをしっかり理解するようにしておきたいです。

最後に、今大会において筆者は一番強い訳ではなく、一番プレイ時間が長い訳でもないが、全ての参加者の中で一番良い環境でこのゲームを遊べたのではないかと思います。
今大会1位と2位のミコトや過去に優秀な成績を収めた人が近くにいて、使いたかった手に入らない拡張のカードを譲ってくれた人、疑問に答えてくれる人、ライバルと呼べる人、初心者が学ぶためのコンテンツを用意してくれていた人、オンラインで戦える環境を用意してくれていた人、多くの人の力を借りて成長できたことに感謝したいです。(まるで小学生が考えた給食メニューのよう)

拙文ではありますが、今後自分の軌跡を振り返るため、そしてもしかしたら誰かの役に立つことがあれば良いなと思い、瓶に詰めてネットの海に漂わせておこうと思います。
(ポセイドンは海の王様ですからね!)

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