笑うよりも泣くことの方が実は簡単だ

部屋に一人、自分の感情が浮き彫りになる。
自分の心のサイズがよくわかる。

泣くことは常に我慢している。
ふと、溢れそうになるのを無意識に阻止している。
思い出さないように、考えないように、無意識に指令を出している。

時には向き合わないと、裏切っているような気持ちにもなる。だからふとした時に急に考え込んでしまう。電車の中でマスクを深くかぶってバレないようにそっと流してしまう事もよくある。

笑うことは、笑いたいんじゃなく、笑ってしまうがいい。
泣くのは、泣いてしまうんじゃなくて、泣けてくるが多い。

濁った半透明な球体を体内に飼っている。
感情というのはわがままだ。

泣きたい時に泣けばいい
笑いたい時に笑えばいい

でも、前者はとても勝手に思える。
一人で処理できないこともあるし、
だからと言って他人に共有して理解してもらうなんてもっと難しかったりする。

感情の迷子は日常茶飯事。
落とし所は日々違う。

誰も自分の色なんて知らないんだ。
宇宙から見たらちっぽけな生命体である。

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