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DevOpsを実現するには、まずSMARTな目標を立てよう!
2018年11月8日、RedHatForum2018に参加してきました。
当然、コンテナ技術やDevOpsといったIT関連のセッションばかりなのですが、@literaliceの「サービスメッシュからサーバーレスまで - OpenShiftと最新の開発体験で進化するDevOps」にて紹介されていた「SMARTな目標」はどの分野の人にも活かせる内容ですので、本記事ではそちらをご紹介。
DevOpsとは
DevOpsとは、Dev(開発者)とOps(運用者)が目的を深く共有し、不確実性に対処する方法論や文化のことを指します。
概念的な話なので理解が難しく、人によって定義が異なったりするのですが、要するにシステム開発に関わるメンバーがみんな共通の目標を持って協力していこう!ということです。
しかし、曖昧な目標のままではどう行動していけば良いのか分かりません。
さらに本来開発者と運用者は役割と価値観が異なるため、目標設定を疎かにすると対立しがち。
開発者としては、お客様に良いサービスを早く開発して世の中に提供したい。一方、運用者としてはサービスの安定提供が最優先なので、安定稼働しているサービスに変更を加えるのは嫌う傾向にありがちだからです。
そこで重要となるのが、会社のビジョンに合致した計測と検証が可能な目標です。
SMARTな目標とは
会社のビジョンに合致した計測と検証が可能な目標に必要な要素の頭文字を取り、SMARTな目標と言います。
Specific … 具体的であるか
Measurable … 測定可能か
Attainable … 実現可能か
Relevant …関連性があるか
Time-bound … 期限があるか
分かりやすい例で。私は週1回ブログを更新することを目標にしているため、SMARTな目標に書き換えるとこんな感じ。
・ S 週に1回ブログを更新する(前回更新から7日間以内に更新する)
・ M @tadakenが開発した入江開発室ブログまとめでグレーを維持する
・ A 1週間のうち通勤や休日で2時間確保できればブログを書くことができるので実現可能
・ R エンジニアの実践アウトプットの場としてブログが効果的なのは周知の事実
・ T 100ブログ投稿するまで
DevとOpsがSMARTな目標を共有して協力し合うことが、DevOpsの第一歩だと思います。
目標を立てたあとは、振り返りと改善!
目標を立てっぱなしでは意味がありません。
定期的にチームもしくは個人で振返りを行いましょう。目標と実績の乖離があるのであればその要因は何か、目標達成に近くには何を改善すれば良いのかを話し合うのです。
事実、アジャイル開発のフレームワークにはレトロスペクティブと呼ばれるイベントがあり、スプリント毎にチーム全員で振り返りを行い改善を図ります。
このSMARTな目標設定、振り返りの営みはどんな業界の方にも通じる効果的な方法ですので、ぜひお試しあれ。
Product Owner at docomo / プライベートでもC向けWebサービス作ってます / 元 #入江開発室 / #nyan / SketchやXd、Figmaなどのデザインアセットのシェアサービス #collin