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学生マーケティング研究会11#21

こんにちは!
今回は、12 月の活動記録のお話です。

 12 月(今回の記事)では、前回(11 月の記事)取り組んだ調査票を提出していよいよ実際の調査に入り、そのデータが返ってきます。データが返ってくるまでの数週間で行ったこと、返ってきてから行ったことをお話したいと思います。さらに、12 月のある日には、私たちにとって大きな心の変化もありました。一体どんなことがあったのでしょうか…?

 調査票を提出してから、データの集計結果が返ってくるまでに1~2 週間ほどありました。その間に私たちは2つのことを行いました。「食事日記の再調査」と「プロモーションの企画」です。


「食事日記の再調査」
 食事日記は10 月に第一弾を行っていました。この活動は、食事の記録ということで私たちのテーマである「罪悪感」を見つけ出すにはよいヒントをくれるものであったことから、今回はより規模を広げて岸本ゼミの”チームブラックベア”や、日大商学部学内の他のゼミの学生の方、チーム食パンの友人、そしてチーム食パンのメンバーを対象に1 週間行いました。1 週間の記録は自分たちで行っていてもやや大変だな…と思ってしまうものですが、協力
をお願いした皆さんは快く引き受けてくださって本当に有難かったです。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!

 この1 週間の食事日記を終えたら、それと合わせてインタビュー調査を行いました。
「自分の食事を振り返ってみていかがですか?」「普段の食生活ではどんなことに気を付けていますか?」「食事をしたときに罪悪感を抱くことはありますか?」など、食事日記に基づく普段の食事の様子やその時の心情についてより深く調査を行いました。さらに、具体的に罪悪感を抱きやすい食べ物や、反対に「これならいくら食べても大丈夫」と思えるような食べ物についてもインタビューを行いました。
 インタビューを終えてそれぞれが感じたことを話し合ってみると、予想通りだったことやそうでないこと、新しい発見も出てきてとても有意義な活動だったように感じました。
 調査票を用いての調査(定量調査)は、大きなサンプル数を得られることが強みですが、インタビュー調査(定性調査)は被験者の数は少なくともより深いところまで調査することができることが強みです。両方の強みを生かして調査活動ができると、より質の良いものが追求できるなとよく実感できたなと思います。


「プロモーションの企画」
 11 月の上旬に行った中間報告会でAJS様に頂いた課題の一つとして「どのようにして若者を食品スーパーに呼び込むか」というものがありました。そこで、データが集計されている間にこの課題について向き合いました。チームのメンバーがそれぞれ、自分のアイディアを練り、資料を作って内容をプレゼンするという会議を2 回ほど繰り返しました。若者と言ったらSNS は不可欠、ということでスマートフォンを主としたプロモーションを考えました。ターゲットは私たちと同年代ですから、「自分だったら」というこ
とを大切に考え、アイディアを足し合ったり意見を言ったりして話を進めていきました。
 私は、個人的にSNS をあまりやらないので一から調べることが大変でしたが、その分チームの皆が意見を様々言ってくれるなどしてくれたので非常に助けられました!

 このように活動をしていると、データの集計結果が返ってきました!
疑っていたわけではありませんが、集計結果をみて改めて「本当に500 人分のデータがとれたのだな」と思ったことを覚えています。以前に取り組んだインタビュー調査でもそうだったように、集計結果には予想通りだったことやそうでなかったことが様々ありましたが、ひとつひとつがとても有効な収穫でした。中でも、罪悪感についての調査結果は私たちにとって大きな成果であり、ここからこの「罪悪感の妖精」(正しくは、罪悪感の解消を手助けしてくれる妖精)が誕生したのです。

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 「食品スーパーで罪悪感を解消する」という企画に際して、どのような罪悪感を解消するのか、ということは大きな悩みでしたが、それはデータを用いることで解決に至りました。食事をするときに抱く罪悪感を複数項目挙げて調査し、最終的には上位の5 つを取り上げて企画することになりました。もちろん、予想をして解消する罪悪感を決めることもできますが、データを基にこれを絞ることでしっかりとした裏付けをし、自信をもって結論付けることができました。


 こうして、主にインタビューやデータを扱った調査活動をしてプレゼンテーションの資料もある程度形になってきたころ、外部の方に一度発表を見て頂く機会がありました。途中経過ということで、完成版ではないにも関わらず最後まで聞いてくださり、よい点やもっと工夫できる点をとても丁寧にアドバイスしてくださいました。様々なアドバイスの中で、チーム食パンがとても心動かされたものがありました。それは、この研究活動を楽しんでやってほしい、私たちのワクワクする企画を企業様側もきっと楽しみにしている、というものでした。
 楽しく始めた研究活動も、何も考えが浮かばなくなったり、どうしていいのかわからなくなったりして、いつからか難しいなと思うばかりになっていました。そのような中で会議をやっても話は進みませんし、良い考えも浮かびませんよね。しかし、このアドバイスを頂いて、自分たちが楽しんでやることを忘れてはいけないのだなと思い直すことができました。チーム食パンにとって、何よりも「楽しんで企画をする」ということはとても大切な言葉になったのです。

12 月の活動記録は以上になります!

 次回はいよいよ最終回、企画内容の大詰め、プレゼンテーションの練習などを行った1 月の活動の様子をお届けします。お楽しみに!

担当:てんどんどん


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