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春泥という曲

ボカロPとしてブログ記事を書くということは初めてだから楽しみだし、続けていければいいと思う。主に自分の曲解説をやろうと思って始めようと思っているのだがその前に言っておきたいことがある。まず僕の曲はそれぞれの感性で受け取っていただきたい。音楽は芸術なのでそれぞれが感じ思ったことに正しさがあると思うから別に僕の解説が正しいとは言わない。僕はあくまでこういう経緯で出来たということを言いたいので言っているだけだから、解説は無視してもらっても構わない。僕はアーティストの曲の解説みたいなのが好きなので面白いと思ってやっていくと思う。

本題に移ろう。

春泥という曲は最初は親友に恋人が出来たので、僕はこの気持ちを単純に曲にしたいと思うところから作り始めた。親友に恋人ができるとこんなにも嬉しいものなのかと新しい方向から喜びが湧いたので衝動的にノートに書いた歌詞は「古い友に恋人が出来たんだ」という歌詞だ。でもこの時期は新型コロナウイルスが流行初めていて、このままじゃろくにデートとか出来ないじゃん!と思って、ふざけんなよ!と思う怒りとかも混ざっている。でも僕は希望って言うものが凄い好きというか大事だと思っていて、こんな世の中だからこそ、逆に希望を持てない人間にも希望をもってほしいなと思ったんですよね。だから希望の雰囲気を纏っていて僕が美しいと思う言葉をただただ連ねていって親友と彼の彼女に幸あれという気持ちを織り混ぜて歌詞が出来上がっていきました。でもただ希望を歌う詩は僕は嫌いなんですよ。それは凄く非現実的で凄くふわふわしている曲は響かないんですよね。だから負の感じを合間合間に入れています。希望を魅せるためには闇は必然だから「曖昧になる生活」「相対になる生活」とかギスギスして尚且つリアルなご時世を描いている歌詞を入れた。関係というものは必ずしも良好が続くとは限らないというか、喧嘩するほど仲がいいみたいに自分のことを言える関係が本当に良好だと思うから。親友とその彼女には些細なことで喧嘩しちゃったりしても、それを積み重ねて見える幸せが美しいと思うから、最後にその歌詞を持ってきました。

入学式に向かう小学生の描写が歌詞に入ってるんですけど、黄色い帽子って凄く希望に溢れているものだと思うし、これから何が起こるかわからないところに立ち向かう少年少女ってただただ素敵なんですよね。それはこのご時世に立ち向かう大人たちも同じだと思うから上手く絡んでいて上手な歌詞だと思いますね(笑)。あと「白線だけを踏んで歩いた」という歌詞は正しい道を選んで歩くという希望を書いたつもりです。

サウンドではAviciiに影響を受けていると思います。アコースティックギターとEDMアレンジ、ドロップという構成はいつかやってみたいと思っていたのでいい形になったと思います。この曲を出す前にGuianoさんの透過夏という曲を聞いて、やっぱり素晴らしい曲を書くなと思って負けないぞとかいうマウントを少しとってるんですよね(笑)。透過夏はGuianoさんと理芽さんのユニゾンしてて、これを聴いて春泥はカップル二人がこのご時世乗り切ろうという歌だから、カップル二人で歌っている感じを出さなきゃ駄目じゃんということに気付いて、BメロはIAと僕のユニゾンで歌うという行動をとりました。

Avicii - Wake Me Up

https://youtu.be/IcrbM1l_BoI

Guiano - 透過夏(feat.理芽)

https://youtu.be/ksfxRwJw9VI

この曲はイラストをありがたいことに書いてもらったんですけど、その女の子の絵が親友の彼女に似てるんですよね。これは偶然なんですけど、こんな偶然あるのかと驚いちゃいました。

イラスト絵師 とわさん

https://twitter.com/__towa_07?s=21

親友と彼の彼女とは高校の同級生で友達でとても素晴らしい人間で僕はこの曲を書くにあたって彼らは必要な存在だったし、出会いは本当に美しいと心底思いました。時代背景を振り返る曲は大切だと思っていて、代表的には「ヨイトマケの唄」とかは凄く時代を彩るから後世にも残るいい作品だと思っていて、いつかそういう曲を書きたいと思っていたので、書けてよかったと思います。

season - 春泥(feat.IA)

https://youtu.be/QNxLgMQ1krI

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