noteを書くきっかけ
仕事を辞めた後、しばらくはゆっくり今後の事を考えようと思っていた。
会社の体質から、離職の手続きもスムーズには進まないだろうというのは想定内だったので、健康保険の手続きだけは速攻でしてもらえるよう念押しして、あとは気長に待つ事にした(すぐ転職したい人はそうはいかないだろうけど)
いざ辞めてみると、自分で思っていたより人間関係のストレスが大きかったみたいで、いっさい人に会いたくなくなった。
誰かと話をするのがおっくうで、とてつもなく面倒くさい。
もともと引きこもり体質なのもあったのだけど、娘に「太るで!ボケるで!」とうるさく言われて(こういう時、女の子は容赦無い)
近隣の公園に散歩に行ったり、帰りにカフェでコーヒー飲みながら文庫本読んだりして、ニート生活を過ごしていた。
折しも世間ではコロナのニュースばかりで、テレビを見るのも憂うつになり、それまであまり積極的に見る事の無かったYouTubeに手を出した。
気分が重くなるような物は見る気が起きず、かといってやたら騒がしいのも疲れてしまうので、ぼんやり猫動画のようなものばかりながめていたある時、偶然目にしたのが芸人コンビ『ロザン』さんの『ロザンの楽屋』だった。
元々関西にずっといるので、当然ロザンさんの事は知っていた。
デビュー当時、高学歴コンビで話題になったのも知ってたし、テレビでもしょっちゅうお見かけする。
でも基本あまりテレビもお笑いも見なかった私は、本当にただ知ってただけだった。
あらためてちゃんと動画を見ると、「ちょっとチャラい漫才コンビのお兄ちゃん」と思っていたロザンのお二人は、すっかり良識のある大人になっていた。
10分程の、二人で喋るだけの動画は、びっくりするくらい分かりやすくて、頭の中が気持ちよく整頓されていく感じがした。
不思議なもので、頭が整頓されると気持ちまで一緒に整頓される。
菅さんの笑い声が本当に楽しそうで、気が付くとつられて笑っている自分がいた。
毎日が過ごしやすくなった。
その菅さんが、noteを始められた時、フォローしたくてアカウントを作った。
それがきっかけ。
毎日の楽しみと、自分が動き出すきっかけを作ってくれたロザンのお二人には、ただただ感謝しかない。
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