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学術的ではないけど(社会実装に参画するには)たぶん大切なこと

10月末に函館で「第10回⽇本予防理学療法学術⼤会・第6回⽇本産業理学療法学術⼤会」が開催されます。私は「メンタルヘルスケア対応、社員の⽣産性向上に寄与する“元気を取り戻す旅”の創出に向けたモニターツアーの試み」を発表します。学術的な内容については学会場でお話ししますが、産業理学療法分野で大切だなと思ったことがあったのでちょっと書いてみます。

実はこの研究(モニターツアー)を実施したのは平成24(2012)年、つまり10年前(学会発表していなかっただけで関係団体への効果検証報告は10年前に済み)です。ですので、今後の展望について「今後は〇〇していきたいです」的な要素はなく「未来はこうなりました」という報告になります。

結論からいうとモニターツアーの翌年(2013年)には、一般向けのモニターツアーが実施されました(画像1・2)。

(画像1)一般向けのモニターツアーのパンフレット(2013年)表紙
(画像2)一般向けのモニターツアーのパンフレット(2013年)より抜粋

一般向けモニターツアーのパンフレットには、コンテンツの期待できる効果についてのレーザーチャートを載せています。
そこには、
「期待できる効果内の生産性向上総合評価(五角形のスコア表)は、社員の生産性向上やメンタルヘルスに寄与 する 5 つの要素に対し「南城市コンテンツ開発アドバイザリボード *」がそれぞれ評価スコアを寄与したものを平均して算出しています。 *地元観光関連事業者、地元観光行政、観光専門家、メンタルヘルス事業専門家、大学教授らで構成」
との説明が入っています。

タイトルにある産業理学療法分野で社会実装に参画するための工夫として、
エビデンスを創出することと同時に「*」のようなアドバイザリーボードのメンバーに入ることがとても大切だと思います。
つまり事業者として関わるor出資する、以外で社会実装に参画するにはその分野の「専門家」になることが近道だなと思いました。

ここからは宣伝ですが、11年後の今年(2023年)には、ウェルネス健康経営としてブルーゾーン沖縄ウェルビーイングワーケーションが始まっています(画像3)。
当該ワーケーションはアレンジ型の企画ですので、もし応募を検討される際は、「琉生病院で健診やロコモ健診を受けたい、ロコモ健診ギフトカードを購入して地域の方へプレゼントしたい」と言って頂けると直接お会いできますので、とても嬉しいです笑

(画像3)ブルーゾーン沖縄ウェルビーイングワーケーション

#産業理学療法 #健康増進・参加 #認定理学療法士

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