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「健康とその管理」について観光と医学の視点からご紹介します

来年度の健康増進・参加分野の認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関は新講師が加わる予定です。必須科目1「健康とその管理」も私から担当が変わりますので、今年度の内容からトピックをご紹介します。

【ウェルビーイング(well-being)の意味と定義】
※アメリカのギャロップ社が定義した5つの要素が知られている。
・Career Wellbeing:仕事に限らず、自分で選択したキャリアの幸せ
・Social Wellbeing:どれだけ人と良い関係を築けるか
・Financial Wellbeing:経済的に満足できているか
・Physical Wellbeing:心身ともに健康であるか
・Community Wellbeing:地域社会とつながっているか
これらの定義について、日本の国民性を考慮に入れたウェルビーイング研究が進められている。

【ウェルネスの意味と定義】
近年の定義には2015年、グローバルウェルネスインスティチュート (Global wellness Institute:GWI)の「wellness as the active pursuit of activities, choices and lifestyles that lead to a state of holistic health」
最新の定義として琉球大学の荒川は「身体の健康、精神の健康、 環境の健康、社会的健康を基盤にして、豊かな人生をデザインしていく、自己実現(2017年)」と提唱。


【ウェルネスとヘルス(健康)の違い】
自己実現に向けて何かに没頭する、生き甲斐を見つけ熱中している時も輝く人生の只中でありウェルネスといえる。 健康を気にする暇などないほうが、昨今の健康ブームで煽られる消費者よりもむしろ健全。
人類の上位の欲求への高まりがウェルネスへの欲求を広げていき、近年のウェルネス市場成長の大きな背景にあると考えられる。

※講義の内容は基本的にJPTA指定のシラバスの内容を網羅しておりますが(ごく)一部にこのようなトピックを入れています。
#健康増進・参加 #認定理学療法士 #認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関

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