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「健康増進」に関するトピックをご紹介します

来年度の健康増進・参加分野の認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関は新講師が加わる予定です。必須科目3「健康増進に関する政策および施策」も私から担当が変わりますので、今年度の内容からトピックをご紹介します。

【生活習慣病とNCDs(非感染性疾患)】
「生活習慣病」とは、以前は成人病といわれた、脳卒中、がん、心臓病を、生活習慣という要素に着目して捉え直した用語です。国際的には、これに慢性閉塞性肺疾患(COPD)を加えたNCDs(非感染性疾患)という言葉もよく使われるようになっており公衆衛生学領域ではNCDs(非感染性疾患)の方が一般的だと思います。健康増進・参加の旧カリキュラムでもNCDs(非感染性疾患)について学びました。

【NCDs(非感染性疾患)と身体活動】
厚生労働省の健康日本21(第二次)参考資料スライド集2015年に以下のスライドがあります。

NCDと生活習慣との関連 -これらの疾患の多くは予防可能-

我々理学療法士が専門性を発揮するのは、やはり「身体活動の増加」だと思います。次に、アメリカのガイドラインを見てみます。

いろいろ書いてますね。まとめると↓このようなことです。

健康増進の実践では、ガイドラインを頭に入れつつ「あまり運動していない方(身体活動が低い方)こそ、運動から最も利益を受けられる」と伝えるのがポイントかなと思います。

先日、本邦での健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安についての報道もありました。専門家として今後も注視していく必要がありますね。

※講義の内容は基本的にJPTA指定のシラバスの内容を網羅しておりますが(ごく)一部にこのようなトピックを入れています。 #健康増進・参加 #認定理学療法士 #認定理学療法士臨床認定カリキュラム教育機関

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