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世界中呼び掛け合うのだ! 映画「モンスーン・ウェディング」サントラ盤
最初から最後まで美女だらけのインド映画『モンスーン・ウェディング』の個人的ハイライト場面は、一族の女性が集まって、初夜のわい談を始める、っていうか歌い出すところ。
これが最高なのだ。
ゴスペルと同じコール・アンド・レスポンス。
世界中の民謡、日本はむろん、西アフリカでもクルド族でも、米国の黒人でも、すべての基本はこの呼び掛け合いだ。
「新婦があまりに身体が大きくて、新郎は寝床の隅に追いやられ…」なんて艶っぽい歌が歌われる。
いやあ、ファンキー。最高。
オープニングに流れるのは、ユーゴ音楽にも似たブラスバンド風。
確かにどこかインドな感じだが、ちょっと聴いただけでは区別がつかない。
映画自体、いわゆるインド風ミュージカルではなくて、山田太一も真っ青な微妙な事件が連続するホームドラマだ。
「お前たち若者がインド最高の輸出品だ」なんて台詞も登場。
少年が、いかにもマドンナな音楽で踊る場面も出て来る。
サントラのラストを飾るのはトランスだもんね。
カレーとガンジス川しか浮かばないインド音痴の僕らの目からウロコ落とすこと間違いないっす。
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