出張メシ018 大阪市阿倍野 お好み焼き・食事処 SAMANSA お好み焼き定食 800円
2016年9月8日
生まれて初めてのお好み焼き定食である。
お好み焼きとご飯という炭水化物の衝突。
ラーメンライス以上に個体感が強い。
しかしこの店、店名以上に意外だったのが丁寧なおかずの提供だ。
ポテトサラダに茄子と厚揚げ、オクラの煮浸しが付く。
お新香は冬瓜。ジャコも添えるというちょっとした充実が心を掴む。
味噌汁もまさかの具沢山。お好み焼きとご飯の炭水化物感を緩和してくれる。
周辺は、阿倍野ハルカスの余波で爆撃を受けたかのように再開発を食らっている地域。
かつては市民でごった返したろうアーケード街も、今や買い物客の姿はまばらだ。
その中にあって、潰れた喫茶店を改装したような、どこか不自然な店構えのお好み焼き屋は、目立たないからこその存在感があった。ママさん、それ「営業中」じゃなくて「常業中」だよ、みたいな。
扉を開けると「あんた誰?」的な常連さん以外はほとんど来ないだろうママさんの反応をよそに、鉄板の脇に着席。
「お好み焼き定食って何ですか?」と確信犯的に場違いな質問をぶつけたりして、既に着席していた推定常連さんの熱い視線を浴びたりして。
予想以上にお好み焼きの存在感が大きくなく、ちょっと拍子抜けた阿倍野の昼下がり。
まだあるかな、このお店。
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