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性的弱者男性とは

KiSAKiです。

先の投稿で典型的な性的弱者男性の例として以下を挙げました。

  • 女性との交際経験や性交渉経験のない人間

  • 性的魅力(容姿や性器)が劣った人間

  • 性的強者男性に大切なものを奪われる人間

これを見て多くの人は、「スクールカースト下位で鬱屈とした学生時代を送った非モテ男子」を想像したかもしれません。
事実そういった背景をもつ性的弱者男性は多いですが、必ずしも正確な理解とは言えません。

上記の典型例をそれぞれもう少し深掘りしてみましょう。

① 女性との交際経験や性交渉経験のない人間
この典型例は大きく2つに分けられます。
1つは、奥手で女性に対して積極的になれないとか、男性同士で遊んでいる方が楽しいとか、さまざまな理由で女性との関係構築を諦めてしまう人間です。
もう1つは、分不相応に女性への理想が高く、高嶺の花を求めてしまう人間です。
「前者が大人になって気づいたときには後者になっている」ということもよくあります。
10~20代の過ごし方がそれ以降に大きな影響を及ぼすということを、若いうちにはなかなか気づけないのです。
性的強者男性の中には生まれながらにしてその力を持つ人間もいれば、そうでない人間もいます。
後天的に性的強者男性になる人間は、はじめから望む女性と関係をもてたわけではありません。
自分の望まない女性(たとえば容姿が好みでない女性等)とも関係をもち、自分を高めていった結果、自分の望む女性と関係をもてるようになっていったのです。

② 性的魅力(容姿や性器)が劣った人間
この典型例も大きく2つに分けられます。
1つは、容姿に恵まれない人間です。
顔立ちが悪い、身長が低い、太り過ぎ/痩せすぎ、薄毛などの特徴は性的魅力を感じてもらいにくいです。
ただし、これらの特徴を補う魅力をもっていることで、性的弱者男性にならない人間もいます。
もう1つは、性器が劣る人間です。
短小、包茎、早漏などの特徴はそれらが優れた人間と比べて性的魅力を感じてもらいにくいです。
この典型例の重要な点は、必ずしも社会的ステータスに依存しないということです。
金銭的に豊かでありながら容姿が優れず望む女性と関係をもてない人間もいれば、容姿に恵まれながらも性器が劣るために望む女性と関係をもてない人間います。
努力で改善可能なものもありますが、生まれながらのもので改善不可能なものもあります。
その場合は「自分は生まれながらにして性的弱者男性なのだ」と受け入れるしかありません。

③ 性的強者男性に大切なものを奪われる人間
②にて「性的魅力が必ずしも社会的ステータスに依存しない」と書きましたが、「性的魅力によって社会的ステータスが得られること」はあります。
そもそも性的強者男性であることは、自己肯定感や自信を高めたりするもので、人間としても魅力的に映ることが少なくありません。
つまり、あなたと性的強者男性が性以外の観点で比較される場合においても、あなたが性的弱者男性であるがために負けることがあるということです。
たとえば、恋愛や婚姻関係(これは性の観点も大きいですが)や社内で出世競争など、多くのものを奪われることになります。

以上をふまえると、「スクールカースト下位で鬱屈とした学生時代を送った非モテ男子」以外にも、以下のような性的弱者男性が考えられます。

  • 優れた容姿を持ちながら性器が劣ることで、自分より圧倒的に容姿は劣りながらも優れた性器をもつ性的強者男性に寝取られている

  • 仕事一本で成果を出してきたにもかかわらず、女性関係が華やかな性的弱者男性に出世競争で敗れる

このことから、性的弱者男性であることと、身体的特徴・社会的特徴が必ずしも紐づくわけではないことがわかります。
極論、状況次第ではどんな人間でも性的弱者男性になりうるのです。

でも、安心してください。
女性と交わる性的な快楽だけがこの世のすべてではありません。
それ以外の快楽を享受して終える生涯が劣るわけでもありません。

――ただし、本当は性的な快楽を得たいと思いながら得られないのであれば、それは性的弱者男性として幕を閉じる人生になります。

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