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幸福なのはお金か?健康か? ~GD議題を真剣に考察~【適当コラム】

 大学の講義でこんなディスカッションを行った。「幸福なのはお金か?健康か?」様々な意見が飛び交うことが予想される議題で、もちろん正解はない。そんな中、あえて私なりの結論を出してみたいと思ったので、コラムとしてまとめてみようと思う。

 私の出した結論は「幸福なのは健康でいること」だ。なぜこの結論に至ったのか気になるだろうが、その前に幸福とは何かという定義をはっきりさせておこう。私はこう定義した。幸福とは「やりたいことができる状態」「生活に不自由や支障がない状態」だ。このような定義を前提に理由も含めて解説する。ちなみに、GDを行う時は定義づけが大切になる。GDを行う際には意識してみるといいだろう。
 さて、ではなぜ健康でいることの方が、お金を持っていることよりも幸福なのか。理由は3つある。1つ目は「健康でいればお金を稼ぐことができるから」だ。これは文字通り、現在20才だとするならば、40年以上は健康に働くことができる。時間があるということは、それだけ可能性があるということだ。お金を稼ぐ手段も見つけることができる可能性があると言える。2つ目は「精神的な健康はお金で買うことはできないから」だ。これは、健康には肉体的なものと精神的なものがあるという前提をもとにしている。肉体的な健康、骨折や一般的な病気等はお金を積めば治すことが可能となる。しかし、精神的な病気、うつ病などはお金を積めば治療できるというものでもない。このことから「お金さえあれば健康は買えるだろ」という幼稚な意見は、いとも簡単に淘汰されてしまうだろう。3つ目は「収入による幸福度にはピークがあるから」だ。これは、日本における平均年収と幸福度について調査した結果、平均年収660万円がピークとなっており、それ以上は平均年収があがったとしても、幸福度は一律となっていることが分かっている。大きな要因としては、日本の生活必需品が充実しており、平均的な収入だとしても満足しやすいということが考えられる。
 以上の3つの理由から、現代の日本において幸福なのは、お金を持っていることよりも健康であることだと結論づけることができる。

 いかがだったろう。人によっては「何をおいても金が一番だ」という人もいるだろう。そう思うならそれでいい。私は否定しない。しかし、忘れないでほしい。健康に生まれ、生活を送れることが、とても幸せだということを。

*GD=グループディスカッション

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