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バガバットギーター9章

第 8 章では、バクティ・ヨーガの最高であると結論付けています。
第 9 章では具体的な知識を教えています。

第9章

「最も秘奥な知識」

(9.1-9.3)
この最も秘奥の知識を聞くことによってクリシュナに到達するでしょう。
信念がない人、クリシュナ意識に確信がない人はこの物質世界での誕生と死を繰り返します。

(9.4-9.10)
クリシュナと物質界との関係
クリシュナは物質エネルギー、低位エネルギーの現象です。
そして創造し、消滅させます。
最高責任者です。
しかし物質世界は独立して動きます。
したがって、クリシュナは中立であり離れています。
しかしそれは関与しないだけであり、クリシュナのエネルギーなのです。

(9.11-9.25)
愚か者はクリシュナを侮ります
クリシュナの姿を普通だと考える愚か者は、様々な努力をしてもすべてが無駄になります。(11-12)
マハートマー
常に私の栄光を唱え、堅い決意で努力し 私の前に恭しく身をかがめる。 かかる偉大な魂たちは 永遠に献身的に私を崇拝する。
全てを使いクリシュナに仕えます
(9.13-9.14)

間接的にクリシュナを崇拝する人
3 つのタイプがあります
エカトヴェナ ・至高者と一体として自分自身を崇拝します
ヴィシュヴァタ・ムカム ・主の宇宙体ヴィ主ヴァルーパを受け入れ、それを崇拝します。
プリタクトヴェナバブタ・自分勝手に至高主の姿を作りそれを崇拝します
このような人たちはクリシュナを崇拝してはいるものの、方法がいろいろで、マハートマーとは言えません。

(9.26-9.34)
クリシュナへの献身的な奉仕の栄光

純粋な献身的な奉仕・献身的にクリシュナを崇拝したり、
結果をクリシュナに捧げたりする場合、人は反応から自由になり、クリシュナのもとに行きます。それは非常にシンプルであり、その結果は 最高の事です。
(9.26-9.28)
たとえ極悪非道な事を犯したとしても、
クリシュナは献身者を聖人とみなし、すぐに献身者を浄化ます(9.29-9.31)
献身奉仕はすべてを浄化します。
クリシュナのことを思い、クリシュナ意識を行う事で
あらゆる立場に関係なく神のもとに戻ります(9.32-9.34)

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9章の内容は大きく分けると、次の2つです。

①主の尊大な側面、アイシュヴァラについて
「未顕現の私の姿の中でこの全宇宙は、私によって広がっている。すべては私の中にあるが、私はそれらの中にはいない。」(9-4)
このようにクリシュナは私達には理解できないほどの凄い存在です。
ですから、あえてここで、クリシュナと物質界の関係をお話されています。
クリシュナは宇宙の原因であり、それと同時に世界中に遍満されているのです。だからと言ってクリシュナが関与するのではなく、それぞれとは離れた関係にあり中立な存在です。

②純粋なバクティの素晴らしさについて
〈バクティの素晴らしさ〉
①バクティのプロセスは最も優れている
ヨーガとは至高主、クリシュナとつながることです。すべてのヨーガの中でバクティが最も優れています
②バクティは、非常に力強い
たとえふとしたはずみで非道な道を選んでしまったとしても、献身奉仕をすることによって浄化されます。
②バクティは他の何にも依存していない
お金や地位、宗教性別など関係なく、クリシュナに愛を捧げる事です。


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